12月13日火曜日
相変わらず寒い1日でした。
今日はパリの左岸で唯一の
「Palace パラス」というカテゴリーのホテル
「リュテシア」
のツリーを見てみましょう。
1910頃に完成した
「アール・デコ」様式のホテルで
アラン・ドロン主演の映画『急ぐ男』の
舞台にもなりました。
2014年にいったん閉めて
6年以上の年月をかけて完全リニューアルをやり
1年ほど前に新規オープンしたばかり。
閉めるにあたって
家具調度品やレスtランのワインのストックなど
競売にかけられ
280万ユーロ位に売れたそうです。
現在客室などの様子は知りませんが
ロビーを見る限り
「アールデコ」の雰囲気は薄くなったようですが
建物の構造に関わる装飾は
昔のまま。
ちなみに改装費は1億ユーロだったそうです。。。
手前のガラスの球体の装飾が
時期的にピッタリで
とてもいい感じです。
ところで
以前から宿泊した高名な芸術家の作品が
数多く飾られていたのです。
それらのうち
この「セザール」作の
「ギュスタヴ・エッフェル像」だけは
競売に掛けられなかった。
オーナーが
昔のリュテシアが脱皮して
新しいリュテシアになっても
新旧の架け橋として
昔の記憶を残すために
手元の残したのだそうです。
ちなみに
リッツは2012年に閉めて
4年で改修工事を終えたのですが
調度品などの競売の売り上げは
800万ユーロに達したのだそうです。
ホテルのツリーは
どこのホテルのもさすがに見事と
言わざるをえませんね。
ちなみに
5つ星ホテルの中で
歴史や伝統
あるいは豪華さなどの点で特に抜きん出たホテルに
「パラス」という名称を与えていますが
フランス全国で34軒あるうち
パリに12軒存在します。