今日もパリの街角で

数枚の写真とともに パリの日々刻々をご一緒に

今日の背中

 

今日も寒くて

でも昼間はお日様が出てくれました。

 

12月も第3週目に入り

お天気の動向も

景気の動向も

気になる時期ではありますが

我らが「リベルテ(自由)」は

変わらぬ姿勢で

刻一刻と明るさの移ろう夕刻のしじまに

くっきりと

清らかな背中を向けていました。

 

 

寒い中

しばらく我慢していると

空の明るさと色とが

微妙に

しかし明らかに変化して行くのを実感出来ます。

 

 

太陽が

低い位置に垂れ込めている雲の切れ目で

まんまるく眩しく光っていたのですが

写真を撮れる位置まで歩いているうちに

角度が変わり

太陽自体も雲の下へもぐり込んで

あっという間に暗さが増していったのです。

 

 

ここの「リベルテ」は

日本で自由の女神と訳しますが

普通背中しか見られません。

 

船で前をUターンしない限り。

 

一つ下流の橋からでは

小さすぎて「お顔」は全く分からない。

 

 

正面から拝見できないので

自由に背を向けられている様でもありますが

考えようによっては

いつも「背中を見て育つ」ほうが

自由の大切さに対する認識が深まるのかも

しれませんね。