今日もパリの街角で

数枚の写真とともに パリの日々刻々をご一緒に

今日の無人の遊園地はシュール

 

パリ周辺には

「ユーロ・ディズニーランド」

「パーク・アステリックス」

と二つのテーマパークがあるものの

大規模恒設遊園地は

全国的にも数えるほどしかありません。

 

しかし

春休みと夏休み

及び学期中間休暇あたりで

主だった都会には「臨時遊園地」が立ちます。

 

個人事業者の遊具やさん

つまり「移動遊園地」業者の

「ジェットコースター屋さん」

「お化け屋敷屋さん」

「射的屋さん」

などが全国を流して短期間ずつ各地で巡業していて

上記の時期になると

都会の一定の場所に大集合して

臨時の「仮設遊園地」が誕生する習慣なのです。

 

たまたま「ブーローニュの森」にでも行ってみよう

と歩き始めたら

パリから森に入ったすぐのところに

まさに開業中だったではありませんか。

 

だがしかし。

 

秋の休暇が直前の平日なもので

中は無人!

 

無人の遊園地を歩く

ということは

実にシュールな体験でした。

 

 

冒頭の写真の反対側の角度で

ちっちゃい子用の

「芋虫型ジャットコースター」屋さんでありますが

無人。

 

 

入場ゲートはこんな感じ。

 

人が数名歩いて入っていたので

ついていくことにしたのですが

結局彼らは「業者」の人でした。

 

 

進んで行くごとに通路は無人に。

 

「怪獣お化け屋敷」の怪獣達だけが

ツッパッてました。

 

 

お客が乗って進む筈のカートも

止まったまま。

 

看板の「棺桶に入った骸骨」も

暇そうにしてます。

 

 

 

 

 

 

 

 

遊具もアトラクションも全て止まってるって

実に不思議なシュールな光景ですよねえ

営業時間内なんですけど。

 

 

射的屋さんの店番も

暇そう。

 

 

水を巡回させてる細長い水路に

無数に浮かんでクルクル回るアヒルを釣り上げる

「金魚すくい」みたいな屋台の店番のおばちゃまも

暇そう。

 

そうこうするうち

モーター音がしてきて

なにやら

お約束の「きゃあきゃあ」が聞こえてきた。

 

 

振り子軌道を180度触れながら

クルクル回転する椅子に

4人の若者が乗っていました。

 

 

「バルーン滑り台」にも人影が。

 

一人の男の子が独占貸切状態で

遊んでいます。

 

 

カタカタ音が聞こえてきたので振り仰ぐと

ジェットコースターを

お一人様が貸切中。

 

 

でも周り中

無人状態は変わりません。

 

 

何軒かあった食べ物屋さんも

人影は従業員のみで

無人。

 

 

結局

方がぶつかり合う中を歩く

何て事もなく

マスクしてなくてもなにも心配なく

無人の遊園地内を

ゆっくりを歩き回ることができました。

 

 

 

いやあ

実にシュールだった。