今日もパリの街角で

数枚の写真とともに パリの日々刻々をご一緒に

今日の光はほとんど夏

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実に清々しい

快適な1日でした。

 

底抜けに明るい光は

真夏の光には無い瑞々しさがたっぷり残って

でも

揺るぎない光量で

初夏の到来の先駆けを伝えていました。

 

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横道を通り過ぎるたびに振り仰ぐと

鮮やかな薄青の空に

濁りのない白雲がたゆたい

気分はウキウキ。

 

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重たげにびっしりと咲き誇っていた八重の桜も

もはや葉桜。

 

そして。。

 

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つい最近までまだ若葉だったマロニエが

全開の茂り具合になって

でも

まだ葉色は若葉のまま。

 

その中に

気の早い一本のマロニエがあって

なんと

すでに花を一輪(一房?)つけている。

 

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立春からまだ一月経っていないのに

独り

初夏の宣言をしている

潔い新進気鋭の一本のマロニエ。

 

マロニエといえば。。

 

セーヌの

「ビール・アケム橋」と「グルネル橋」との間を結んで

川の中ほどに狭いまっすぐ500m程の人工の中州

『白鳥の小径』というのがあって

格好の散歩道なのです。

 

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両側に少しずつ世界のいろんな樹木が植えてあり

名札も出てるのですが

一部「マロニエ並木」があって

なんとその並木は

両側の木の枝がそれぞれ河の方に捻じ曲げるように

育てられているのに気がついた。

 

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これまで長い間に何百回も通った筈ですが

こんなになってるなんて

今の今まで知らなかった!

 

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まるで

中州の淵の部分が緑のトンネルみたいになっていました。

 

いくら慣れ親しんだ日常の生活の中にも

日々何かしら気づく事が有るものなんですね。

 

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明るく透明感が溢れて

それでも色彩は濃くなりつあり

夏の光を望観させてくれた4月14日でした。