実に清々しい
快適な1日でした。
底抜けに明るい光は
真夏の光には無い瑞々しさがたっぷり残って
でも
揺るぎない光量で
初夏の到来の先駆けを伝えていました。
横道を通り過ぎるたびに振り仰ぐと
鮮やかな薄青の空に
濁りのない白雲がたゆたい
気分はウキウキ。
重たげにびっしりと咲き誇っていた八重の桜も
もはや葉桜。
そして。。
つい最近までまだ若葉だったマロニエが
全開の茂り具合になって
でも
まだ葉色は若葉のまま。
その中に
気の早い一本のマロニエがあって
なんと
すでに花を一輪(一房?)つけている。
立春からまだ一月経っていないのに
独り
初夏の宣言をしている
潔い新進気鋭の一本のマロニエ。
マロニエといえば。。
セーヌの
「ビール・アケム橋」と「グルネル橋」との間を結んで
川の中ほどに狭いまっすぐ500m程の人工の中州
『白鳥の小径』というのがあって
格好の散歩道なのです。
両側に少しずつ世界のいろんな樹木が植えてあり
名札も出てるのですが
一部「マロニエ並木」があって
なんとその並木は
両側の木の枝がそれぞれ河の方に捻じ曲げるように
育てられているのに気がついた。
これまで長い間に何百回も通った筈ですが
こんなになってるなんて
今の今まで知らなかった!
まるで
中州の淵の部分が緑のトンネルみたいになっていました。
いくら慣れ親しんだ日常の生活の中にも
日々何かしら気づく事が有るものなんですね。
明るく透明感が溢れて
それでも色彩は濃くなりつあり
夏の光を望観させてくれた4月14日でした。