今日もパリの街角で

数枚の写真とともに パリの日々刻々をご一緒に

今日の陽気

 

陽気の話です。

 

別に『陽気な花嫁』の「陽気」ではなくて

空模様や

お日様のご機嫌具合や

風や気温や

空気の織りなす

「良い陽気となりました」の

陽気です。

 

5月9日月曜日のパリは

午前中から20度を一気に超えて

午後には24度ほどにまで温度計が上がり

皆夏の装いで出歩いていました。

 

それで

この写真の空の色。

 

全然

初夏のドピーカンな底抜けの明るさが

感じないではありませんか。

 

実際は

陽光は眩しくて

サングラス無しで陽だまりは辛い程なのに

そんな

不思議な空気感の陽気だったのです。

 

 

このブログでは

空の色合いや空気感のことを

よく話題にしますが

やはり「印象派」を生んだ土地だけあって

非常に変化に富んで

かつ繊細な光の実態を日々体験できるのです。

 

 

我が家から

半径500mほどの前後左右の街角を見ると

その初夏らしくない空は

東西南北どちらの方位も同じでした。

 

 

決して「うす曇り」と言うわけではなく

しっかりと透明感のある光が燦々と輝く日差しなのに

色合いが儚かったのです。

 

 

そして

地面のあちこちの隅に

吹き溜まっているのは。。

 

 

マロニエの花の残骸。

 

この春の最初の花を見つけた事を書いて

まだ1ヶ月も経っていないのに

もう

こんなに散り始めていました。

 

 

2週間ほど前の記事に載せた写真の

部分拡大ですが

マロニエの花は

花梗やら花弁やら雄しべやらが

バラバラになって降り注いできます。

 

 

風のある日は空中を横殴りに飛び交って

目に入って痛くて大変なのですが

もうそんな時期が来てしまったのか。。

 

それにしても

空の移ろいは激しい。

 

 

これは昨日の撮影したエッフェル塔ですが

前日の空は

こんな感じで「新鮮なライトブルー」でした。

 

これからは

目に花の残骸が飛び込んでくるのを避ける為に

外出時に

サングラスは欠かせない日々が続くことになるでしょう。