とある工事中の現場の仕切りに
今の時代ではあまり見かけることも少なくなった
「かまぼこ板」
という愛称で呼ばれてきたブリキ板の
極めて大雑把な壁があって
うら寂しい壁にとってのお約束のように
落書きがありました。
ふん
という感じで一瞥して歩み続けて
ふと
考えた。
なんか
似てないか?
あの
名高き落書きの天才の作風に?
ま
ありえないことですが
『バンクシー』
に
似てなくもないから
面白いかも
と
引き返して写真に収めてしまった
バカな私がおりました。
もちろん
「あの」バンクシーのような精緻な出来栄えには
はるかに程遠いのは
一目でわかるんだけれど
でも
粉々になって分散してしまう直前のような表現が
ひところの「バンクシー」みたいだと言えば
みたいだし
書いた当人も
あえて意識的に「真似してみた」んじゃないんだろうか。
なんか面白い。
しかも
最近出回っている「バンクシー」は
やたらに
綺麗にまとまってるけれど
最初の頃は
本当に落書きみたいな感じだったんだよねえ
こんな風に。。
昨今
いたるところの裏通りの壁などに
やたらに氾濫してるグラフィスムの落書きは
有象無象の「怒れる若者」達が
アナーキーに書きまくっているのだろうけれど
迷惑な社会現象ではあるものの
その中から
第二
第三のバンクシーが
続いてくるのかもしれませんよね。