今日もパリの街角で

数枚の写真とともに パリの日々刻々をご一緒に

今日の繕い物

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横断歩道の信号が赤だった。

 

当然

青に変わるまで待つわけです

立ち止まって。

 

で気がついたんですよ

足元の

不思議なつぎはぎに。

 

よく見ると

何らかの理由で舗装が割れるかどうかして

剥がしてしまったのか

剥がれてしまったのか

とにかくそんな傷跡を

修理してありましたが。

 

この修理が何とも

一見

余ったタイルの再利用.....としか

思えないのですが。

 

公共工事の

舗装修理を請け負う会社の作業員が

「余った」タイルなど

普通は持ち合わせていません。

 

つまりこれ

わざわざ

こんな風に修理するという前提で

わざわざ

タイルを集めて持参した

ということですよね。

 

もはや

路面修理というよりは

ストリートアートだ!

 

輪郭は

しっかり合わせてカットしてあるので

タイル職人の技術を使ってるわけです。

 

アスファルト流して

ローラーで固める作業員が

そこまでやるとは普通思えない。

 

しかも

部分的には

しっかりとデザインを考えて

タイルを配置したとしか思えない部分もあるし。

 

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行政が

こんな修理のやり方を

発注しますかねえ。

 

正直に言って

タイトルを

「今日のストリート・アート」

としようかと

迷いました。

 

いつぞや

橋を渡りながら

舗装の一部にポールを立ててあって

その周りに

唐草紋様みたいな線描きのデザインで

囲んであることを話題にしたことがありました。

 

その後

あれと同じ様な模様を他の場所の

一部舗装が欠落した歩道でも見かけたことがあって

それなりに

道路舗装の一部の痛みに注意喚起する表示も

アート思考なんだと

感心したのですが

今回で

確信に変わったと言っても言い過ぎではないかと

思ってしまいましたよ。

 

民間のNPOとか

ストリートパフォーマンスのアーティストとか

誰の発想かわかりませんが

粋なことをやる人が

この世に居るものです。