今日もパリの街角で

数枚の写真とともに パリの日々刻々をご一緒に

今日の初荷

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本日は11月18日木曜日でした。

 

「11月第3木曜日」

つまり恒例の

『ボージョレー・ヌーヴォー』の

解禁日なのでありました。

 

近くの全国チェーンのスーパーに行ってみたところ...

ありました。

 

でもね

この写真のコーナーの

それだけ。。。

 

製品によって

3,71ユーロ

5,18ユーロ

6,38ユーロ

2本目は50%引きだそうです。

 

でも本当にここだけ

ワイン売り場の

他のどこにも置いてなくて

実に盛り下がってる感

パナイものがありました。

 

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近年のボージョレー・ヌーヴォーは

とてもポップなデザインのラベルを貼るのが

トレンドらしいのです。

 

ワイン離れの傾向にあるフランスで

特に消費量の少ない若者層に

一生懸命アピールしてるんだろうなあ。

 

もともと

特に「美味しい」って物ではないわけだし。

 

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元来ワインというものは

できた後しばらく寝かせて熟成させれからでないと

美味しいものではなかったのですが

もともと性格の強くないワインだったボージョレーは

寝かせても然程品質が向上するわけでもなく

むしろ

時間と共に劣化してゆく性格だった。

 

だから

地元だけで出来立てで消費されていたのでした。

 

イギリス人が面白がって

「誰が一番早くロンドンに持ち込めるか」

なんて競争を始めたことがきっかけで

いい加減なものを出荷しないように

正しく醸造して出荷開始日を決めたりして

今日の「ボージョレー・ヌーヴォー」のお祭り騒ぎが

完成されていったのです。

 

カフェやブラッスリーで出すもので

レアストランのワイン・リストに載せるようなものでは

ありません。

 

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まあ

飲んべ氏にとっては

安くてたくさん飲めれば

あれこれ能書きは不要だ

ということですよね。