カンッ!...
と乾いた音が響きまして
至近距離で「殺気」を感じて立ち止まってしまいました。
ふと足元を見ると
木の実が一個
砕けておりました。
ひええ〜〜
危機一髪と思った瞬間
また
カツン!
そんなに大きな音ではなく
でも乾いた硬い音。
慌ててよく見たら
すぐ横にもう一個落下していました。
あぶねえあぶねえ。
上を見上げると
プラタナスが枝を広げているじゃありませんか。
よく目を凝らして見てみると
たくさんぶら下がっております
鈴をぶら下げたような
丸い実が。
プラタナスは
日本では鈴懸けと言いますね。
実はピンポン球くらいの大きさで
いがいがが付いている様子は
マロニエと似ていますが
マロニエほど固く尖っているわけではないので
手で触っても痛くもなんともなく
軽いので
当たっても痛くはなさそうにも感じるものの
10m以上の高さから頭を直撃されたら
やっぱりヤバそう。
芽吹くのも
葉っぱが茂り始めるのも
花をつけるのも
花が散るのも
実がなるのも
それが落ちるのも
マロニエが
プラタナスより一ヶ月早いのです。
「西洋トチノキ栗もどき(マロニエ)」
は直撃を受けたら
下手をすると怪我するかもしれませんが
マロニエもプラタナスも
通行人が怪我をしたというニュースは
聞いたことがありません。
多くのパリの通りには並木がありますが
50%がプラタナス
30%がマロニエ
あとは
アカシアと菩提樹と楡と桐とその他。
今日は至近距離で二連発の爆撃に遭遇しましたが
無事に生還できました。