フランス人は
正当な価値があるものは
人種や宗教や国境を越えてちゃんと評価する。
19世紀半ばから日本の文化や芸術を理解して
ヨーロッパで最初にジャポニスムが起こったことが良い例だ。
ド・ゴールに池田勇人が会いに行った後
「トランジスタ(ラジオ)商人」呼ばわりされても
日本の伝統文化は
しっかり敬意を表されていた。
そのフランス人がここのところ
やたら日本のサブカルに入れ込んでいるんですよね。
ここまでは前提。
当地ではここ30年「スシ」ブームで
現地人が経営する回転寿司店のみならず
「テイクアウト」と「デリバー」専門の全国チェーンすら
存在する。
その大手が『SUSHI SHOP』なるチェーン店で
そこの店頭で「新商品」のポスターを発見。
『SANDO』
サンドですよサンド。
サンドイッチじゃありません。
そして
寿司屋なのに
「パンで挟む」サンドだと。
フランス人の給食や学食の定番の前菜「キャロット・ラペ」
(千切り人参のお酢和えサラダ)
と
「とんかつ」(出た@!)
と
「キャベツのマヨ和え」(これぞニッポン)
との「分厚い」食パンのサンド。
当地のサンドイッチは
普通バゲット(フランスパン)で
食パン製があっても超薄造り。
こりゃあもう
かなり上級じゃあありませんか。
日本人の知らないところで
フランス人自らが仕掛ける日本化作戦が着々と進行中。
そのうち『フルーツサンド』も登場するか?
実はこれ
ヨーロッパ人は嫌いなんですよね
パンと甘いホイップ・クリームと生の果物??
うげぇぇ、って。
成り行きを
生暖かく(実はワクテカしながら)見守ろうw