近年フランスを含みヨーロッパでは
和食は
「ブーム」をはるかに過ぎ去り
もはや日常の食事として定着してしまった感があります。
ポルトガルの田舎町にすら
お寿司屋さんが何軒もあるんですから。
スーパーには
パックの握り寿司が必ず売られています。
「BENTO」という言葉も定着しかかっており
フランス料理店で
昼のコースにあったりもするのです。
そして
ついに「駅弁」が登場しました。
場所はパリの「東駅」。
実はこの駅には
数年前にも日本のお店が
半年限定でお弁当屋を出店していましたが
昨年11月より
秋田の「花善」とかいう店が
これまた半年限定で
今回は「駅弁」とはっきり銘打って
出店中。
今日初めて見に行ってみた。
「鳥めし弁当」14,50ユーロ
「秋田郷土料理弁当」17,00ユーロ
「肉弁当」16,50ユーロ
「サラダ寿司弁当」(サラダ太巻きとおいなりさん)12,50ユーロ
「おにぎり弁当」(やや大ぶりの三角握りの塩とゆかり?と1個ずつ)5,00ユーロ
以上が主なお弁当のようですが
飲みもの或いはデザート
又は飲み物とデザート
のセット販売もあり。
当地の外食の物価からいうと
こんなものか
という感じですが
普通彼らは
サンドイッチ(バゲット製)とビールかコーラ
を買って持ち込むのが普通で
それからいえば倍くらいのお値段に
みんなが馴染むかどうか.....
美味しそうでもありますが
自分が買うかとなると
一瞬考えます。
夢中で写真を撮っていたら
「Merci beacoup」という声がして
ふと振り返ると
側面に居たらしい一人の男性が
紙袋を受け取って
プラットホームの方への歩み去るところでした。
おお
売れてるぢゃないか。
ちなみに
このリヨン駅は1855年に建てられました。
1871年のパリコミューンで焼失し
その後直ちに
同じ形で再建。
1900年の四回目のパリ万博で
大規模化して建て直され
このホールのフレスコ画などはその時のもの。
そして
リヨン駅のランドマークの時計塔は
1902年に完成しています。
パリから南東
スイスやイタリア行きのTGV(フランス新幹線)が
ここから発着します。
ああ
どこかに出かけたい!