今日もパリの街角で

数枚の写真とともに パリの日々刻々をご一緒に

今日も間奏曲 第二楽章

 

これまでにも話題にしたことがあると思いますが

パリの左岸

サンジェルマン・デ・プレと

リュクサンブールとの中間あたりに

『サン・シュルピス教会』

があります。

 

パリでは

全ての教区の教会がゴシックの時代に建立され

それ以後の時期には

教会を建てる必要がなくなってしまった。

 

ルネサンス時代の教会も

17世紀古典主義の教会も

ほとんどなく

この「サンシュルピス」は

数少ないルネッサンス様式のもの。

 

 

教会前の広い広場に在る

近世の大神学者四人の像を四方に配した

四角いパヴィヨンを中央に持つ大噴水は

なぜだか水を上げていない。

 

とおもったら。

 

周囲を「パリ2024」のシンボルカラーの

囲いで仕切ってあって

中で何やらやってました。

 

 

五輪期間中に

各種の制約で日常の生活のパターンが狂ってる家族が

集まってみんなで楽しもうよ

みたいな場所が

パリとその周辺自治体に作られてた

そんな一箇所みたいです。

 

 

 

やや小振りのパブリックヴューで

子供向けのアニメをやってるました。

 

日除けのテント屋根の下には

椅子が並んでます。

 

 

レインボーカラーのシートが。

 

色分けゾーンごとに数字も書いてあり

どうやら砲丸投げのピストを模した

投擲遊びのコーナーらしい。

 

 

ソフトボール大の

カラーボールがありました。

 

 

お嬢ちゃんが

両手投げで果敢に挑む。

 

横にいるのは

彼女を連れてきたお爺ちゃんでしょう。

 

手前は係の女性。

 

 

ミニゴルフも。

 

 

ラインを読むお嬢ちゃんは

上の投擲もやってた。

 

積極的に施設を楽しんでる模様。

 

 

ちっちゃくない人も

ちっちゃな子達と同じ様に

楽しむ権利があります。

 

みんな平等です。

 

 

 

なぜだか

アイルランドの紹介パネルみたいなのも

並んでた。

 

今週は

「アイルランドの週」

なんだろか?

 

 

町内に住んでる家族にとっては

利用価値があるのでしょうね。

 

ちなみに

この教会は

パリの大聖堂「ノートル・ダム」に次いで

パリで2番目の床面積をほこります。

 

屋根を火災で失って

修復中でその機能を停止している

パリ大司教区大司教座は

この「サン・シュルピス」に置かれています。

 

そして

この教会の中を

パリの子午線が通っていて

そのことが

20年ほど前の世界的大ベストセラー

『ダヴィンチコード』

のテーマの一つになっております。

 

後2日で

今度はパラリンピックです。。。