今日もパリの街角で

数枚の写真とともに パリの日々刻々をご一緒に

今日の花壇は食欲をそそる...

 

やや高台になっている通りから

幅の広い

左右に分かれた素敵な階段を下る方向に

古い政府系の施設を取り壊して

新しい集合住宅を立てて取り囲み

真ん中に長方形の大きな公園を作ってある場所を

上から見下ろしています。

 

真ん中の向こうはセーヌで

中央の色が薄く見える二棟の建物は

セーヌの向こう岸。

 

その二棟のすぐ下の緑は

このブログでよく出てくる人工の中州

「白鳥の小径」です。

 

 

下に降りるて公園に入ると

長方形の周囲はベンチが並ぶ遊歩道が置かれ

中央部は芝生で

それを取り囲むように

花壇や

子供用の遊具の一角や

トレーニング機器の置かれた一角などがあります。

 

エッフェル塔が

ちらりと頭を覗かせていたり。

 

 

ここの花壇は

フランス式の

低い花を模様を描くように配色したものではなく

結構背の高い植物がランダムに見えるように

植えられています。

 

そこで

新発見。

 

 

なんと

「ルーバルブ」が植えられていました。

 

赤い茎と

ぼつぼつと凸凹のある葉っぱ。

 

煮潰してスープにするのが

冬の時期の田舎の定番家庭料理。

 

そしてジャムにします。

 

そのままだと酸っぱいのですが

砂糖で煮込むと

いい感じのジャムになります。

 

今は他の果物のジャムと変わらない値段になりましたが

昔は果実のジャムの半額くらいだったので

極貧学生だった私は

朝食用にそればかり買い込んで食べていました。

 

日本では「大黄」と言って

漢方薬の整腸剤。

 

 

左上の青紫の花はアーティチョークで

右下にルーバーブ。

 

おいおい

うまそうな花壇ぢゃないか。

 

先日

アーティチョークが植えられていたことを書きましたが

ここのはあれより背が低かった。

 

それにしても

「見るだけ」の花壇じゃなくて

「食用植物」まで利用されてるなんて。

 

 

そしてさらに

ベルビナもあった。

 

フランスでは「Vervaine ヴェルヴェーヌ」といって

ハーヴティーの定番です。

 

カモミールみたいに苦くなく

菩提樹の様に味気なくもなく

程よく良い香りで且つ美味で

胃腸の消化を助けるので

食後にコーヒーの代わりに好まれます。

 

 

さらにさらに

禁じ手ですがリシーヌまであったゾ。

 

和名「トウゴマ」で

これは「ひまし油」の原料です

整腸剤の!

 

 

これは「メドー・セージ」で

セージの仲間だから

ハーヴに入れておこう。。

 

その他

食べない(おそらくw)けれど

目についたお花たちを挙げておきます。

 

フクシア(ツリウキソウ)

 

カンナ

 

アガパンサス

 

ダリヤ

 

なんだか

胃袋をつかまれるような気がする花壇でした(笑