今日もパリの街角で

数枚の写真とともに パリの日々刻々をご一緒に

今日の路上の平和祈願

 

明日8月6日は広島原爆忌。

 

このブログがアップされる頃は

日本時間ではすでに当日になっている筈の日に

正しく相応しい主題の

ストリート・アートで埋め尽くされている壁面を

昨日歩いていて見つけました。

 

タイムリーな主題なので

幾つかの作品をランダムに上げて行こうと思います。

 

この花冠の少女は

ウクライナ国旗の色の

平和も意味する愛のシンボル「ハート」型の

涙を一滴流してる。。

 

 

『ル・プティ・プランス 星の王子様』を

ウクライナ国旗色で半分ずつに分けて

「I have a dream 私には夢がる」(マルコムX)

「Stop War」

とあって

ブルーの部分には

ガスマスクを着けたままの兵士が二人

口づけをしている。。

 

 

ウクライナ国旗の上を

アメリカのシンボル「白頭鷲」が

「フラジャイル(割れ物注意)」と書かれた

ハートの入ったプレゼントを運んでいて

隅に「The End」と。

 

プレゼントは

米国製の兵器のことか

米国が数々の国際紛争を引き起こしてきた

「裏工作」のことか。。

 

 

ピースマークのピアスの女性に襲いかかる

黒鷲と

血を流すかのような赤い花。。

 

 

戦う鷲とガスマスクの兵士。

 

 

 

 

 

平和の象徴である白い山鳩が

兵器を運ぶ。。

 

 

引き裂かれた家族。。

 


ハートマークを作りながら

降下する兵士。

 

 

 

 

 

 

反戦平和を訴えるテーマで

やはり時節柄

素材は「ウクライナ」になってしまうのは

やむをえない。

 

 

 

しかし

私の目を一番最初に惹きつけたのは。。

 

 

この作品だった。

 

「Contre Toutes les Guerres あらゆる戦争に反対する」

というコピーの入った

切手型のこの作品の中央は

『旭日旗』。。。

 

やはり

視覚的に最も単純に戦争を表すのは

鉤十字と旭日旗なのだろう

洋の東西を問わず。。。

 

鉤十字を書くと右翼に消される恐れがあるから

旭日旗。。

 

そして

希少な事に

ウクライナカラーを使っていない作品が

もう一つ。

 

 

オリーブの小枝ならぬ

社会主義リベラルの象徴の『赤いバラ』を加えている

白い山鳩に

顔を埋める男性。。

 

安寧と平和の至福の時を表しているのだろう

 

それほど広くない壁面に

これほどの作品で埋め尽くされている光景は

驚くべきことだった。

 

ストリートアートは

完成度の高い

奥深い現代芸術なのだと

改めて痛感させられたのでした。

 

『安らかにお眠りください

間違いは二度と繰りかえ「させません」から』