今日もパリの街角で

数枚の写真とともに パリの日々刻々をご一緒に

今日の連帯感

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終日雪の舞うエイプリルフールから一夜明け

昨日とは打って変わって

ドピーカンの晴天となりましたが

相変わらず気温は2℃

しかも結構風が強く

冬日の続く1日でした。

 

地下鉄の入り口を通り過ぎる時

階段を下って行く人の肩に

猫ちゃんが乗ってた!

 

30秒早く気付けば

歩く姿が撮れたかもと悔やみながら通り過ぎ

もしかしてまだなんとかなるかと

後戻りして階段を駆け下りた

物好きな自分に苦笑。

 

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降りて改札機まで見張らして

案の定誰もいなくなっててがっかり。

 

ふと横を見ると

券売機の前に

居た!

 

飼い主さんは

リードから手を離していて

両者は完全に信頼感で結ばれていることが

傍目にも感じられました。

 

券売機のライトのせいで茶色っぽく見えるけれど

グレーの毛並みの猫ちゃんが

落っこちないようにしっかりと踏ん張ってます。

 

その飼い主さんが

ウクライナの国旗を持ってるではないか。

 

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その国旗に何かスローガンが書いてあるのが見えたので

これからデモに参加しに行くところなのだろう。

 

写す瞬間に旗の方向が変わって

文字が写らなかったのが残念。

 

この寒い日に

愛猫を肩に乗せて

地下鉄でデモに参加しに行くと思しき光景に

色々な意味で

胸熱。

 

ごくごく稀に

それこそ数年に一回

猫を連れて歩いている人を見る事はあります。

 

それこそ「頭の上」に乗っけてる人もいた。

 

チャリのカゴに乗っけてたり

ペット用バッグに入れて運んでいる様子は

時々見かけるけれど

メトロに一緒に乗ろうとする光景には初めて遭遇。

 

デモなんて大勢の人に囲まれて

シュプレヒコールも上がるだろうに

この猫ちゃん

怖くなったり

逃げ出したり

しないんだろうなあ。

 

そのことを

飼い主さんもわかってるんだ。

 

いやあ

連帯感を感じちゃいます。

 

パリの市民とウクライナ。

一人の男性と灰色猫。

 

どちらも連帯感の発露だ。

 

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暇だったら一緒にメトロに乗って

デモの会場まで行きたかったのですが

実は買い物に行く途中だったので

泣く泣く(!)諦めた笑

 

モールの中のスーパーの入り口に

タテカンがあって

ウクライナへの支援物資の寄付を求めていました。

 

【食品】

粉ミルク

ドライフルーツ

シリアル

缶(瓶)詰

パスタ

 

【衛生用品】

(未開封)歯ブラシ

歯磨き

赤ちゃん用おむつ

石鹸

生理用品

シャンプー

シャワージェル

マスク

消毒用アルコール・ジェル

 

援助用商品はキャッシャー後ろのカートにお入れください

ご親切に感謝

 

と書いてあります。

 

人間もペットも

共に生きる友人同士。

 

生きる為には常に連帯だ!