3月最後の日曜日
未明から「夏時間」に変わった。
2年前から
「ヤメるヤメる」と言いながら
結局今年も採用されてしまったようです。
エッフェル塔が見晴らせる
「シャイヨー宮」のテラスのある
トロカデロ広場に行こうとしたら封鎖されていました。
デモや集会で車両規制が起こっていても
歩行者は通れるのが普通なのに
歩行者も直進を拒否られていて
はて?
バリケードに
「エリック・ゼンムゥル 2022/トロカデロ」
とあって
なるほど大統領選の公示で
極右のゼンムゥルさん
トロカデロで決起集会を行うと判明。
「ネットで予約してる人だけあっちから回って」
と整理の人が交通整理してた。
諦めてセーヌ河岸の方に降りてみたら
機動隊の隊員輸送車がずらりと待機中。
そして
広場の方から「地響き」のような
大歓声が聞こえてきた。
それも
繰り返し繰り返し。
これは行ける所まで行ってみなくちゃと
再び回り込んで登って行くことに。
広場に入る6本の道路は手前で全部封鎖中で
主催者側のボランティアらしき人たちが
管理してる。
あたりの道は参加者と思しき人々で溢れかえって
参加者に配られるらしい風船をもった子ども連れの
家族も。
移民排斥の急先鋒『ゼンムゥル』に排斥されそうな
移民系の家族連れ。。。
彼の写真入りの記事のタブロイド新聞を広げてた
ホームレスと思しきおっちゃんと
話をしてる若者が居た。
「おっちゃん そいつどう思うよ?」
「ん まあまあやね」
ネットで予約した確認書か
近くに用意されているらしい「受付案内所」で
その場で発行してもらった「インヴィテーション」と
身分証を確認する
広場に向かう何箇所かあるゲート前には
結構な行列ができてる。
手持ちの小さなカメラの光学ズームじゃ足りなくて
精一杯デジタルズームで引っ張って
現場の様子を写してみる。
結構な人出のようだ。
広場の中央に向かう
バリケードから一番広場に近い道は
元来車の通行量も少ない狭い道で
すでに参加者で埋め尽くされてた。
長年続いた
『ジャン・マリー・ル=ペン』の率いる極右が
情念で行動する非理論的なのに対して
一見理論的にしゃべる『ゼンムゥル』は
極右の新しい世代を惹きつけているらしい。
旧世代極右を暴力団ヤクザだとすると
新世代極右はインテリヤクザといったところか。
主催者発表10万人。
いよいよフランスは大統領選挙一色になる。