とある小さな教会の
門から扉口までの小さなスペースに
何やら
すこぶる面白そうなものが見えるではありませんか。
好奇心を呼吸して生きている私としては
当然吸い寄せられるように
門から中に入って行きましたとも。
屋台のようでした。
しかし
飾ってあるアンティークな器械が
実になんとも素敵だった。
これ
何だか分かるまでしばらく時間がかかりましたが
ポン菓子を作る器械とみた。
文字通り赤銅色の銅製の容器に取り付けられたる
ハンドルで
歯車を回して横にぶら下がってる重しを巻き上げると
中で「圧」がかかるんでしょう。
当然容器の中には赤々と燃える炭火が入れてあわけです。
ポン
てな具合で弾けると同時に
支えていた重しのハンドルから手を離し
自重で下げて
中から出来立てのポン菓子を
台の中ほどの真鍮のお皿に移す仕組みか。
左端の大小4個の銅製のマグカップに
「15€」「10€」「5€」「3€」
と書いてある。
(もちろん演出で書いてあるんですけど)
この縦長の銅製の筒は
お茶を入れる「サモワール」だと思われますね。
一番上に曲がった煙突が出てるし
二つあるメーターは中の蒸気圧計で
右の細いパイプはタンク内の水位ゲージか。
茶葉を入れた銅のヤカンにお湯を注げば
美味しい紅茶の出来上がり
という寸法。
でも
それらの素敵なアンティーク機器は宣伝用の看板。
営業は
普通の屋台で行われているようでした。
「ヴァン・ショー・エピセ(スパイシー・ホット・ワイン)」
「ショコラ・ア・ランシエンヌ
(ハンドメイド・ホットココア)」
と大書してあり
おじさんたちが「ホットワイン」に列を成してた(笑
ワインは12cc4€/24cc5€
ショコラは24cc5€/サワークリーム添え+1€
ミント・ティー24cc3€
だそうで
カフェで飲む半額くらいかな。
ショコラを飲みたかったのですが
何しろ昨今はコロナ禍であれこれ...なので
やめておきました。
我ながらヘタレだ。。