今日もパリの街角で

数枚の写真とともに パリの日々刻々をご一緒に

今日の下地

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フランスの人たちは

美術館がお好きです。

 

現在コロナ禍で半年閉っていた美術館博物館が

先週水曜日から

やっと解禁になりました。

 

散歩中小雨が降り出しそうな雲行きだったので

近くの美術館に入ることにしたのです。

 

いったい何人の人々が知ってるだろう

というような

現代作家の特別展だけをやる

美術館なんです。

 

コロナでなければ数ヶ月前からやっていたはずの

「アンヌ・イムホフ」という

ドイツのヴィジュアル・アーティスト「静物展」です。

 

落書きしたガラスの迷路やら

レールに沿って頭上をゆっくり巡回するスピーカーが

妙な音を聞かせてるだけ

なんて

なんだこりゃ

なものが

わけわかめ

な感じで演出されてました。

 

古代文明や

ダ・ヴィンチから北斎を経てパンク系まで

あらゆる特別展に

とにかくフランス人は並んで押し寄せます。

 

今さすがに人出は少なく

予約してなかったけれど

飛び込みで入れました。

 

いましたよ

親子連れ。

 

何組も。

 

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さすがに

「絵になりそうな光景」の作品の前を選んで写したものの

幼稚園から小学1〜2年生くらいの子供

連れてきますかね。

 

それで

熱心に見ているわけです。

 

お父さんや

お母さんが

なにやら説明してるんですよ

必ず。

 

子供達も

別にグズるわけでもなく

落ち着いて

見てるわけです。

 

すごいなあ。

 

かくして

文化を日常の次元に取り込んでるフランス人たちは

こうやって

再生産されて行くんですねえ。

 

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