今日もパリの街角で

数枚の写真とともに パリの日々刻々をご一緒に

今日の饗宴

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7月14日でした。

 

スランスの祝祭日の中で

唯一

「国の祭日」と名付けられている

『 Fête Nationale 14 Juillet』

(国の祭日7月14日)

という日です。

 

つまり革命記念日で

日本では「パリ祭」という

戦前の映画の邦題で呼ばれます。

 

「民衆が」立ち上がって

特権階級の支配を倒したのです。

 

民衆だけでなく

特権階級だった貴族の中にも

民衆を啓蒙して

共に立ち上がったリベラルな思想の持ち主が

多くいました。

 

この日は

ここ10年ほど

夜になると

エッフェル塔の下の特設ステージで

国営放送ラジオ・フランスが主宰する

仏国立管弦楽団と

ラジオ・フランス管弦楽団との共演で

特別コンサートが行われます。

 

今年は

ベルリオーズ

ビゼー

モーツアルト

チャイコフスキー

オスカー・ピーターソン「自由の参加」

ジョセフィン・ベーカー「パリ パリ パリ」

プーランク

ラヴェル

など19曲が

ソロ歌手のアリアも交えて演奏されました。

 

その後

恒例の花火大会が

35分間ほど。

 

今年は

花火が終わった直後に

エッフェル塔第二展望台で

チェロ一台の演奏で

ふた組のバレーダンサーが

数分間のバレーを披露してくれました。

 

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写真 フランステレビジョン2

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写真 同

 

この日が過ぎると

全フランスが

完全にヴァカンスモードに

突入してしまいます。

 

7月になるとすぐ

第一陣がすでに出発するのですが

やはり

この日まで待って

7月後半に出る人たちが一番多いようです。

 

今年は

ワクチン接種の証明があれば移動できるので

去年と違って

すでにパリはかなり静かになっています。

 

私は

コロナ禍で余裕がないですが

あっても

怖くて人ごみの中に出て行くのは

今の所ごめんです。