今日もパリの街角で

数枚の写真とともに パリの日々刻々をご一緒に

今日のウインドー

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近所の酒屋さん。

 

別に有名店でも大型店でもない

町内の小さな酒屋さんの店頭に

日本製のウイスキーがずらりと並んでいました。

 

美味いものは

民族の違いや

国の境界線を超えて広がって行くものなのですね。

 

ちょっと気の利いた酒屋さんなら

日本製のウイスキーのコーナーは

実に充実している今日この頃です。

 

サントリーがパリに和食のレストランを出した頃

日本でウイスキーが作られていることなど

ヨーロッパでは誰も知らなかった。

 

和食も

今の様に世界基準にはなっていなかった。

 

いまや和食は『世界無形文化遺産』に登録され

日本製のウイスキーのレアなものは引く手数多で

価格も急騰しているとか。

 

ヨーロッパでは

他人の庭は荒らさない。

スコットランドのウイスキーが美味いからと言って

フランスやドイツやイタリアで

ウイスキーを作ろうという発想にはならない。

 

日本人は

世界中の有名なものを

全部自分で作ってみようとする。

そして本家を凌駕しかねない様なものを

作り出すこともある。

 

テレビや自動車は経済摩擦を引き起こしたが

美味いものは

本家の地位を危ぶませない限り

拒まれることはないだろう。

 

皆んな仲良く生きて行きましょうよ。