「ラジオ・フランス」の裏玄関の前。
ここは「国立ラジオ放送センター」で
報道と情報解説に特化したダイアル「France Info」や
歴史と文化の専門ダイヤル「France Culture」
延々とジャズを流し続けるダイアル「FIP」
など
それぞれが番組ごとの有名人気パーソナリティーを要する
7つの分野ごとの専門ダイヤルを持ち
その本部と番組制作と放送を行う組織です。
その裏玄関の前の広場に
一応クリスマス期間を意識したであろう
装飾がありました。
白い枝を束ねて
飾りをぶら下げてあるのですが。。。
その飾りがなんと
レコード。
星でも
ガラス玉でも
サンタでも
リボンで
金モールでもなく
レコード!
いやあ〜
実になんともユニークの極み。
ゴテゴテしておらず
色の氾濫もなく
点滅も雪化粧もなく
ひたすら質素かつトンガっていて
ぶっきらぼうとすら言える佇まいは
自分の本質を実に良く主張していらっしゃる。
イイネイイネ。
この「ラジオ・フランス」という組織には
「ラジオ・フランス交響楽団」
という有名オーケストラが付属しており
1500名を収容する超近代的大ホールを有し
定期演奏を行うと同時に
その他フランス三大オケのあと二つの
それぞれが自前の大ホールを有する
「フランス国立管弦楽団」
「パリ管弦楽団」
の演奏会も行われ
人気を博しており
「フランス・ミュージック」
というダイアルで
番組として中継放送されています。
このダイアルは
通常レコードやCDで24時間放送。
しかし
私が好きな番組は「フィップ」という
ジャズ専門のダイアル。
このツリー(?)は
まさしく
古き良き時代のジャズやポップスを
専門ダイアルで番組を持っている
ラジオフランスの面目躍如といったところでは
ないでしょうか。