の戯言
私事ですが
実は徹底した「猫派」です。
でも
パリにいると
外を歩いていて猫に出会う
などということは
全くと言って良い程有り得ません。
中層の集合住宅だけで成り立っているこの街で
飼い猫を見かけることができるのは
飼い主の「アパルトマン」の中でだけ。
町中に20万匹もいるらしいのに。
それなのに
10万匹しか居ないなずの犬には
毎日
嫌という程出会います。
久しぶりに
「お供」の門番がおりました。
実に毛艶の良い
綺麗な若い「ビズラ」のようです。
正確には「ショートヘアード・ハンガリアン・ビズラ」。
パンやサンドイッチなどのテイクアウトのお店の店頭に
中にいるはずのご主人を待って
ちんまりと座ってます。
時には悟りを開いた苦行僧の様な表情で
その後は何やら寂しそうな顔つきにもなって
自分のリードをリールごと首からぶら下げています。
実は私は猫派です。
郊外の戸建ての並ぶ静かな住宅地に行くと
たまに
外出中の猫が寄ってくることがあります。
猫は猫好きの人間がわかるらしく
私が手招きすれば
まずたいていの場合は寄ってきて
撫でられて満足そうにするのです。
パリでは猫が一人(一匹)で外を出歩くことは
不可能です。
なぜ猫が好きなのか考えてみると
あの毛触りの気持ち良い柔らかさ
抱き上げた時の心地よい柔らかさ
飼い主に媚びないけれど甘えてくる感愛らしさ
などなど。
犬は
ゴツゴツしてて
抱き上げた時の感触が良くないし
やたらに舐めまわしてくるのがうざい。
でも
犬もかわいい。
理想を言えば
室内で猫を飼い
屋外で犬を飼う。
批判を覚悟で言えば
犬の室内飼いは好きではありません。
このビズラ君なんて名前なんだろう。。