今日もパリの街角で

数枚の写真とともに パリの日々刻々をご一緒に

今日の社会はカジュアル

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とある某イタリアの高級ブランドの

ウインドーがカジュアルだった。

 

今年は

着丈の長いファッションが復活しているようで

昔の高級ブランドの

ドレッシーなイメージを再現してきたか

という感じもあったが

シャープなラインのロングコートの

素材が

ジーンズでしたよ。

 

ジーンズでも

「グレイ」

というあたりはやはりシックではありますが。

 

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ロングコートの隣には

30年代を思わせる

ストンとしたサック・ドレス風のラインの

しかし

60年代も彷彿とさせるヒッピー調の

ワンピが。

 

これは

もっと明るい「グレー」のジーンズ製。

 

元来「オートクチュール」はプレタポルテですら

上品でエレガントな雰囲気だったのが

シャネルが

「カール・ラガーフェルド」を主任デザイナーに据え

ディオールの主任デザイナーに

「ジャン=フランコ・フェレ」

が抜擢された80年代から急に

イタリアン・モードの

「オネーチャン風」になってしまった。

 

その後

社会全体の「軽薄短小」化が加速的に早まって

モードもその風潮に染まっていった。。

 

そして

今や「スケボー」がオリンピック種目になる世の中。

 

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黄金の象がスケボーに乗って

ウインドーを飾っても

何も不思議ではないらしいw

 

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これは何だか不明

おそらく

アロマ・キャンドルか?

 

しかし

現実世界では

スケボーで通学する小学生は今や絶滅し

キックボードの時代にまでシフト・チェンジしている。

 

恐るべきカジュアル社会。

 

 

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緑を基調としたカラフルなラメのトンボが

ピンクのセーターのセンターに鎮座し

黒のサテンのホットパンツ。

 

渋谷で二十歳位の女性が着ていそう。

 

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スリーブのラインが可愛いトップに

包装紙を無造作に破いたようなウエスト周りの

紗を上からかぶせたやや長めの黒のミニスカートに

まるで「カール・ラガーフェルド」のパクリのような

ポシェット。

 

これも

渋谷女子御用達。。。

 

実はこれら

子供服店のウインドーで

5歳児用w

 

カジュアル化は

幼児化と紙一重。。。