今日もパリの街角で

数枚の写真とともに パリの日々刻々をご一緒に

今日の『サンクト・ペテルブルク』in パリ

f:id:kishinohakuba:20201220180923j:plain

 

パリに

いきなり葱坊主出現。

 

在仏ロシア人のための

新たなロシア教会が数年前に完成した。

 

Cathédrale Orthodox Russe Saint-Trinité

ロシア東方正教会聖トリニテ(三位一体)大聖堂。

 

遅れた大国ロシアの後進性を近代化したく

女帝エカチェリンナはフランス文化を積極的に取り入れて

以後

ロシアの上流階級はフランス語を話すようになり

ロシア革命で大勢のロシア貴族が

フランスに亡命してきて

各地に

ロシア・コミュニティーが出来上がった。

 

従って

カトリックの国で自分たちの信仰を続けるために

ロシア正教会の教会が各地にあります。

 

パリには

すでにロシア正教の大聖堂と

別の教会とが存在していた。

 

これは新たに建設された二つ目の大聖堂。

 

北欧からロシアにかけての特徴である木造教会のイメージで

材木を横に積み上げた様に感じるデザインの

コンクリート製。

 

これまた北欧とロシアの特徴の

葱ボーズのドームが五つ黄金色に輝いているのですが

天気の良くない冬の夕刻とあって

白銀色に鈍く煌めいて

凄みすら感じる。

 

カトリックと違い

緋色の僧衣の司教が

緑色の僧衣の神父とで

場所を次々と変えながら

延々と祈祷をメロディックに唱えて

礼拝を行っていらっしゃった。

 

壁にはイコンも沢山あって

一瞬

パリにいることを忘れてた。

 

外に出ると

背後にエッフェル塔が立っていた。

 

一瞬で

パリに戻った。