秋の夕刻間近
空にかかる雲が太陽を隠していて
ゆっくりした動きで雲の位置が変わると
光が降りてくる。
その天からの光を
まるで地上に導こうとでもするように
自由の女神が向き合っていた。
アメリカ建国100周年の年に
仏米市民の友好の証として
フランスの国民がカンパしてオリジナルを巨大に拡大した自由の女神のコピーを
ニューヨークに贈った。
数年後に
フランス革命100周年を記念して
米国のお金持ちが1/7の縮小コピーを作って
パリ市に寄贈したものを
アメリカの方角(西)に向けて
セーヌの橋の真ん中に飾った。。
母親であるオリジナル像は
パリのリュクサンブール公園に
ひっそりと余生を送っている。
たくましく育った娘がニューヨークに嫁ぎ
孫娘がパリに里帰り。