今日もパリの街角で

数枚の写真とともに パリの日々刻々をご一緒に

今日の違和感と納得感

 

歩いていて

日常の見慣れた光景を見た途端に

同時に違和感を覚えたのです。

 

見たものとは

黄色の地にブルーの鳩の「郵便局」マーク。

 

違和感は

そこに書かれた「Libre Service」の大きな文字。

 

なぜなら

「リーブル・セルヴィス」とは

セルフサービスのフランス語で

普通「スーパーマーケット」に使う言葉なのです。

 

あるは

「ご自由にお取りください」

という表示。

 

郵便局でセルフって??

 

 

覗いてみたら

右側に

最初の二台の白いのが「郵便料金シール」発券機。

 

その奥の

細くてグレーのは「ATM」。

 

突き当りが「郵便投函ポスト」

見慣れたものが並んでいます。

 

 

これが

郵便料金シール

つまり切手を買う器械です。

 

右上の台が計量器で

その上に手紙や小包を乗せる。

 

 

正面の大きなモニターには。

 

中段左に

通常郵便物発送

追跡付き発送

受取人サインと共に配達確認変装描き留め。

 

その右が

配送追跡可能郵便小包

ビジネス宅急便。

 

下段の左は

料金シール(切手)のみ販売

真ん中が

郵便貯金サービス

右は

その他。

 

郵貯サービスは

郵貯口座を持っていれば

現金の出し入れと

送金や振込依頼などができます。

 

該当項目をタッチして

指示通りに進めていくのですが

発送の場合は

種類と発送先と重量で計算された料金が示され

カードかコインで支払うとシールが出てきます。

 

それを封書に貼って

正面の投函箱に入れる。

 

 

二つ共同じで

左のスリットは

パリ市と首都圏7県宛。

 

右がフランス各地と外国宛。

 

ここには

小包を送る投函場所は無いようで

必要なシールを貼って

他の郵便局に持って行くと

行列せずにカウンターで受け付けてもらえる。

 

要するに

何が納得かというと

通常のどこにでもある郵便局で

いつも見て操作している機器が並んでだけなのです。

 

違いは

局員のいるカウンターが無いだけ。

 

つまり

小包投函と

局留めになった郵便物の受け取りができないだけで

他の郵便局と何ら(ほとんど)変わらない

という事です。

 

 

ちなみにATMは

振込みなどはできず

カードを使っての現金引き出しと

入金だけ。

 

らゆる種類のカードが使えるのは

銀行のATMと同じです。

 

 

今まで気づかなかっただけかもしれませんが

「セルフサービス」

と名乗った「無人郵便局」は

初めて見ました。

 

実のところ

旧来の郵便局にも

今や局員はほんの数名しか居ませんし

大した違いは無いのですが。