今日もパリの街角で

数枚の写真とともに パリの日々刻々をご一緒に

今日の上流婦人の最低限

 

かつて

ヨーロッパ特に英国では

女性がハンドバッグを持たずに外出すると

裸も同義とみなされる

と言われていたそうです。

 

バブルの頃の

我が国のお嬢様方は

貢くんやアッシーくんなどに混じって

モッチー(勝手に命名w)くんまで従えて

バッグを持たせていた女性たちがいたのですが

バッグを他人に持たせて

素手で往来を歩くなんざ言語道断

今でいうフルボッコに罵声を浴びる程

ハシタナイこと限りない行為だったのですよ。

 

少なくとも上流階級のご婦人方にとって

自室以外の場で

常にハンドバッグを持つことは最低限の常識だったわけでございますな。

 

そういえば

先日ご逝去されたエリザベス2世も

どこへお出ましになっていても

必ずハンドバッグをお持ちでしたね。

 

それほど

ご婦人方にとって必要不可欠であったハンドバッグですが

晩餐会や舞踏会

(要するに飲み会やダンパでございます)

にお越しになる際は

なるべく手持ちのバッグなど

無いに越したことはありません。

 

バッグなんて持ってた日にゃ

踊れないじゃん。

 

 

そこで

ショルダーバッグという

強い味方が

あるじゃございませんか。

 

これで両手はフリーになりめでたきこと限りなし。

 

ごっついショルダーバッグは

社交の場では

邪魔になりこそすれ

決してエレガントには見えないわけでございまして。。

 

それが近年

ポシェットなる

すこぶる小型で可愛らしいものが流行いたしております。

 

これで

お財布とリップとハンカチと極小香水瓶と

最低必要なものは身につけていられるわけです。

 

 

だがしかし。

 

やはりそれでもカジュアル感は否めない。

 

そこで

徹底的にミニマリスムに徹し

しかも社交界の貴婦人型のエレガンスの邪魔もしない

最小限かつ光り物の

こんな小さなポシェットがあれば

それはもう

無敵といものでございましょう。

 

 

ウインドーのディスプレイに

こんなポシェットがあるのを見て

ついついそんなことを考えたものでした。

 

しかし

ここまで小さいと

財布すら入れられず

本当にリップしか入らない。

 

まあヨーロッパでは

すべてを補佐してくれる執事か

財布もカードも現物なしで

すべての場面で一言で決済できる

素敵なパートナーにエスコートされていることが

上流階級のご婦人の前提なのであります。

 

もちろん

最後の一節は

荒唐無稽な根拠のないお話でしたw