今日もパリの街角で

数枚の写真とともに パリの日々刻々をご一緒に

今日の「ちょっとそこのキミ達!」な人々

 

ちょ 

何してるの

そこのキミ達!

 

醜い腹を隠そうともせず

気持ち悪いオッサン達が

仲良さそうに肩組んで

全然仲よさそうじゃない顔してる。。

 

よくよく見ると

もしかして

ズボンはいてない??

 

 

ちょっとばかり引いて見ると

何やら

見覚えのある.....

 

 

何と

黄金色(こがねいろ)の便器に

座ってるぢぁないか!

 

これ

もしかすると

亡命シリア人で

フランスに帰化した彫刻家

『Khaled Dawaa』

「国際同盟」

という作品かもしれない。

 

7区の細い路地にあるギャラリーのウインドーの

外向きの一番隅っこに

ポツンと置いてあったのです。

 

興味を抱いて

恐る恐る奥を覗くと。。。

 

 

居た!

 

消し炭みたいなおっさんと

上に乗っかる

ボンレスハムみたいなおばちゃん。

 

これ

「閣下」というタイトルで

彼のお得意の「玉座」シリーズの一作。

 

おお

こんなひなびたギャラリーで

こんなユニークな作家の

名作が見られるなんて。

 

ウンウン

これも

「玉座」シリーズの一作に違いない。

 

改めて調べてみたら

最初の

コガネいろの便器も

玉座

だそうです。

 

分かるような

分からんような

でも

分かる。

 

最後のおっさんも

せっかく座った玉座で

疲れ切って寝落ちしてるし。。

 

玉座に座るような立場だと

さぞやお疲れになることでしょう。

 

というか

玉座なんぞ全く無縁な誰でも

「男はつらいよ」

なんですよねえ。

 

女性も同じでしょうけれど

みんないっしょ。