何を隠そう
私は「路地評論家」を自称するほど
路地が大好きなのであります。
旅行に行っても
まず旧市街を歩き
路地があればまt」酔わず入って行きます。
路地に入れば
あなたも私も「タイムト・ラベラー」。
賑やかな表通りの盛り場の雰囲気は
だいたい世界中で共通の雰囲気になってしまうでしょ?
綺麗なビルが立ち並び
綺麗なウインドーを持つ
みんな知ってる綺麗なお店が軒を連ねる。
でも
それじゃあ面白くない。
その町の個性は
旧市街にこそ
さらには路地にこそあるのだと信じておりますのです。
古くて
一見こ汚く見えても
時間が織りなしてきた本物には
お金をかけさえすれば作れる
現代的な綺麗な街並みは歯が立ちません。
晴れたり
小雨が降ったりの今日2月14日の午後
「カルチェ・ラタン」を歩きました。
知らなかった路地をたくさん見つけました。
そしてこの二枚目の写真の路地で
右側の建物の扉口が
齢を重ねた古木の柱と梁に囲まれた
小さな扉だったのですが
その右上の角に
愉快な飾りがありました。
ドア自体は
ペンキははげかかっているものの
あまり古いものではなさそうなのが残念ですが
住民でもない他人に
そんな事をいう資格はありません。
きっと古くなりすぎて
痛みすぎて
修理しても使い物にならなくなって
変えたのでしょう。
それより
右上の角にご注目!
ななな
なんと
おかめ納豆ぢゃないか!
違いますw
でも
天使になったおかめ納豆
そのものですよね。
写真を撮っていたら
扉口からお兄さんが出てきました。
「どうだいけてるだろ!?」
と声をかけてきたので
サムアップして
マスク越しに笑いあいました。
マスクをしていても
表情は通じ合うものですね。
心地よい
小雨交じりの午後の左岸の散歩でした。