今日もパリの街角で

数枚の写真とともに パリの日々刻々をご一緒に

今日の天使

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何を隠そう

私は「路地評論家」を自称するほど

路地が大好きなのであります。

 

旅行に行っても

まず旧市街を歩き

路地があればまt」酔わず入って行きます。

 

路地に入れば

あなたも私も「タイムト・ラベラー」。

 

賑やかな表通りの盛り場の雰囲気は

だいたい世界中で共通の雰囲気になってしまうでしょ?

 

綺麗なビルが立ち並び

綺麗なウインドーを持つ

みんな知ってる綺麗なお店が軒を連ねる。

 

でも

それじゃあ面白くない。

 

その町の個性は

旧市街にこそ

さらには路地にこそあるのだと信じておりますのです。

 

古くて

一見こ汚く見えても

時間が織りなしてきた本物には

お金をかけさえすれば作れる

現代的な綺麗な街並みは歯が立ちません。

 

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晴れたり

小雨が降ったりの今日2月14日の午後

「カルチェ・ラタン」を歩きました。

 

知らなかった路地をたくさん見つけました。

 

そしてこの二枚目の写真の路地で

右側の建物の扉口が

齢を重ねた古木の柱と梁に囲まれた

小さな扉だったのですが

その右上の角に

愉快な飾りがありました。

 

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ドア自体は

ペンキははげかかっているものの

あまり古いものではなさそうなのが残念ですが

住民でもない他人に

そんな事をいう資格はありません。

 

きっと古くなりすぎて

痛みすぎて

修理しても使い物にならなくなって

変えたのでしょう。

 

それより

右上の角にご注目!

 

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ななな

なんと

おかめ納豆ぢゃないか!

 

違いますw

 

でも

天使になったおかめ納豆

そのものですよね。

 

写真を撮っていたら

扉口からお兄さんが出てきました。

 

「どうだいけてるだろ!?」

と声をかけてきたので

サムアップして

マスク越しに笑いあいました。

 

マスクをしていても

表情は通じ合うものですね。

 

心地よい

小雨交じりの午後の左岸の散歩でした。