今日もパリの街角で

数枚の写真とともに パリの日々刻々をご一緒に

今日のノスタルジー

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今日は日中は10度を超えました。

 

あるお店のウインドーに飾られていた写真を見て

一気に

頭の中がタイムスリップして

若き頃のあれこれを思い出してしまったのでした。

 

これです

青春時代の「パンタロン」は。

 

単にズボンのことを

フランス語でパンタロンというのですが

日本ではあの頃

なぜだかフレアー・ボトムのズボンを

パンタロンと呼んでいました。

 

「ベル・ボトム」とも言ってたなあ。

 

私が厨坊だった頃は

「ラッパズボン」と呼ばれて

「不良」と同義語でしたよ。

 

今の「ヤンチャ」なんて呼ばれて

ある意味で社会が許容してしまっている存在ではなく

あの頃は「鼻つまみ者」です。

 

高校の頃ともなると

「ラッパ」が「ベル」にギアチェンジして

このすそ広がりのズボンが

社会に普通に受け入れられてきたような記憶。

 

ビートルズが来日し

ツイッギーが来日し

日本の若者が「バカもの化」し始めていた。

 

全共闘が組織されて

それまでの左翼運動が一般学生の日常となり

ピーコック革命などと言って

男性がピンクや紫の服を身にまとって

往来を闊歩する事態にまで立ち至っておりました。

 

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別の店で

「デニム・コレクション 2022春夏」

というウインドーが仕立てられていた。

 

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このお店の傾向は

裾は広がっているものの膝上がそれほど絞ってなくて

ちょっと違う感じ。

 

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うん

やっぱりピンとこない

てか

ダサいw

 

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このラインは

日本でギンギンの「パンタロン」がそろそろ終わって

ゆったり系になり始めていた頃

よくお目にかかったものでした。

 

これも懐かしいし

色がイイネ。

 

でも

基本は腰から膝までぴったりで

膝下から急に広がるラインが

正統なのであります。

 

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てなことを考えながら歩いていたら

まんまの第一町人発見!

 

これでなくちゃ

やっぱw

 

でも

世の中まだまだ

スキニーっぽい全体に細いのと

腿や膝上に切り返しをいくつもつけて

ニーパッドが縫い付けられてるみたいな

ストリート・チルドレン風や

ダメージ・ジーンズが

圧倒的に多い

現時点のパリのズボン事情であります。

 

フランス人の

長さもボリュームもしっかりある

真っ直ぐな脚であれば

何を履かせても似合うのが

クヤシーデスッ!