今日もパリの街角で

数枚の写真とともに パリの日々刻々をご一緒に

今日のパリ最古

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パリの発祥の地シテ島に

最初の頃の王家の城があり

その後宮殿となって今日まで残った。

 

『Palais de la Cité シテ島の宮殿』

その中の

セーヌ右岸に面しているあたりは

コンシエルジュリーと呼ばれる。

 

名前の由来は置いておいて

その外壁の角に

パリで「戸外に置かれた最古の時計」がある。

 

日時計や水時計は

古代エジプトやペルシア

古代中国からあったが

歯車で時を示す機械式時計は

13世紀の終わりころ

フランスで誕生したそうです。

 

その直後

1305年だか8年だか

そこいら辺に作られたこの時計。

 

その後150年に一回くらいのテンポで修理修復されてきて

ここ20年で二回の大々的修理が行われて

今日

また美しい姿を見せてくれている。

 

最初のころの時計は

「一本針」だったそうで

分の単位は

おおよそで判断するだけのものが殆どであったのに

この時計は

しっかり分針を備えた二針式。

 

これからも

もっともっと長生きして

パリジャン達に時を伝え続けてください。

 

デジタルの味気無さにうんざりの

今日この頃ですので。

 

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