今日もパリの街角で

数枚の写真とともに パリの日々刻々をご一緒に

今日の財務省

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セーヌ河岸の「新」財務省を左岸から撮ってみた。

 

昔の財務省はルーブル宮の中。

財務大臣官房の広間やダイニングルームは

ナポレオン三世の時代の豪華絢爛なままが使われていた。

今でもルーブル美術館に行けば見ることができる。

 

1981年

社会党のフランソワ・ミッテランが大統領になり

新財務省を作ることを決定。

 

長さ250mほどもありセーヌ川の中まで突き出している

緊急閣議に街の中心の大統領府エリゼー宮 まで

短時間で行けるように

屋上はヘリパッド

川に突き出した先端部の下は高速オフショー・ボートが

財務大臣専用で係留されている。

 

19世紀以来

パリは西へ西へと開発が進み

街の中心の役割も西へとずれていった。

 

結果

東半分が取り残された形となり

1980年頃からパリの東半分の再開発が始まる。

新しくいろいろなものがセーヌの河岸を中心に作られていった。

 

その一つが

この財務省。