今日の国会議事堂は闘うヴィーナスがお出迎え
パリ五輪開幕まで
あと24日。
日本で想像するほど(知らんけど)盛り上がっていない
パリ市内は
依然としてコートを着た人も見られる
夏らしくないお天気で
パリジャン達は
五輪に
さほどの関心を示している様には見受けられない
今日この頃。
そんな空気の中で
国民議会(下院)議事堂である『ブルボン宮』の正面に
ミロのヴィーナスが
勢揃いしている。
六人もの
カラフルなヴィーナスが
本来は無いはずの両腕に
それぞれの闘いの武器を手にして。
実になんとも
ポップな光景と
言わざるを得ないではありませぬか。
左から順に。。
赤紫のヴィーナスは
テニスのプレイヤー。
黄色のヴィーナスは
木久扇師匠ではありません。
サーフィン選手のヴィーナスです。
ブルーのヴィーナスは
バスケットボールの選手。
オレンジ仕掛けのヴィーナスは
アーチェリー。
赤いグローヴが生えるヴィーナスは
緑のたぬき
ならぬ
精悍なるボクサー。
イエロー深紅のジャヴェリン(槍投げの槍)を構える
深紅のヴィーナス。
古代からの
最高の美術品を大量に有するフランスは
実は
ポップアートが大好き。
笑点メンバーもかくや
福岡の成人式会場も真っ青
と言えるほどの
色鮮やかな衣装に身を纏ったヴィーナスによる
勢揃いのお出迎えには
来週の第二回投票で確定する新国民議会議員たちも
きっと頬が緩むに違いない。
本家元祖のご本人は
失われた腕をもらって
溌剌と競技場で躍動する(かもしれない)分身達に
きっと満足することでありましょう。
8万人収容の陸上競技場
6万人収容のサッカー場
多目的室内競技場
プール
4大メジャーをやるテニス場
などの既存施設はそのまま使い
残りの多くの競技が
鉄パイプを組み合わせて作る
臨時会場で行われ
終了と同時に撤去される。
色々市民生活に迷惑が及んでいるものの
どっかの国の五輪みたいに
3兆7千億円
なんて膨大な税金を浪費しないところは
褒められるところだと
思うのであります。