今日もパリの街角で

数枚の写真とともに パリの日々刻々をご一緒に

今日の異次元の...商い

 

有っても全く不思議ではない

というより

むしろ有って当然ながら

実際に見かけると

その存在に一瞬驚くような商店を見かけたのです。

 

それは

「ステッキ」屋さん。

 

 

そういえば

今の時代

ステッキをっついて歩いている人を

殆ど見かけなくなった様な気がします。

 

パイプフレームの

下にキャスターがついた4本足の

「押し車」とか言うらしい

部屋の隅に置いて花瓶でも載せそうな台の様なものに

捕まって

押しながら歩くお年寄りは

ごく稀に見かけます。

 

でも

ステッキをつきながら歩く人は殆ど見かけないが

なぜだろう。

 

高齢者の体力が

昔より優れているのか。。

 

しかもそんなステッキ商のウインドーを

立ち止まって覗き込む人々が

結構いる

と言う現実もややびっくり。

 

 

メインのウインドーを覗き込んでいた若いカップルが

入り口ドアの横の

小さな窓から中を覗き込んでいたら

お店の人が出迎えに来た様です。

 

 

普通

入ろうかどうしようか悩んでいる時

中からドアを開けて迎えられたら

余計に入りにくくなることもあるだろうに

この二人

スムーズにご入店(笑

 

 

店内の様子はこんな感じで

ありとあらゆる「杖」が展示してあります。

 

時たま見かける「傘屋さん」に

ステッキも一緒に売られているものの

ステッキだけの専門店というのは

意外でした。

 

おそらく

ステッキを片手にいなせな初老の紳士

というのはイメージできますが

ステッキを突いたお婆さんは

あまり想像できないのは

ジェンダー差別なんだろかしらん?

 

握りの部分が銀細工なのも

男性用というイメージを広げるのに

一役を買っているのかもしれません。

 

というより

やはり杖をつく女性が少ないので

男性用のデザインばかりになってしまっているのかも。

 

鶏と卵。

 

 

その後もウインドーで立ち止まる人が続き

中の展示に一心に見入る女性の二人連れも。

 

やはり

ステッキという存在

パパやお祖父ちゃんに贈るプレゼント

という立ち位置なのかもしれません。

 

因みにこのお店

「ギャラリー」と名乗っているので

美術品なみの扱いなのかもしれない。

 

きっとアンティークを

多く扱っているのでしょう。