今日もパリの街角で

数枚の写真とともに パリの日々刻々をご一緒に

今日の郷愁

 

柿を売ってました。

 

上下に長い

「トンボ柿」の様な形の。

 

実は

柿が大好きなんです。

 

幼い頃住んでた家の敷地に

縦長の実がなる柿の樹があって

その頃は

ありがたみがわかってなかった。

 

フランスでは

南仏のいくと大振りの渋柿が

オレンジ色にたわわに実って

そのまま歳が明けても鳥たちの餌になって

残っている光景を

よく目にします。

 

果物屋さんでは

イスラエルあたりから輸入する

「次郎柿」が「Kaki Sharon」という名で売られていれ

美味しい。

 

あとは渋柿が

崩れるほどに熟して十分甘くなったものを

売ってます。

 

ちなみに熟すと非常に甘くなる渋柿は

「Kaki astringent(アストランジャン)」

という種類名らしく

「渋い」という言葉なんですが

日本で昔「ストリンゼント」という言葉を

お化粧品か何かでよく聞いたような気がします。

 

今日見つけたのは「Kaki persimon」というらしく

そういえば

硬いので

アメリカではパーシモンを野球のバットにしてるらしい。

 

お茶席の炉の囲いに

柿の木を使うのが風流だとかなんとか。

 

 

その青果店のすぐ近くのお花屋さんは

もはやハッチャケてる

としか言いようがないほど

クリスマスが花盛りでした。

 

 

中に入ると

真っ白いお花のアーチが。

 

 

その入口を中心に

左のウインドーには

白を基調とした卓上ツリーとリース。

 

 

右のウインドーには

赤や青を中心とした卓上ツリーやリースが

左右でお互いに競い合ってる。

 

もはや

競い合ってるというより

「タイやヒラメの舞踊り」状態

と相成っておりました。