今日10月4日月曜日
とんでもないものを見てしまいました。
まあ
一台の車なんですが
それが
途方も無いんです。
場所は『パレ・ロワイヤル』
まあ
パリのど真ん中ですね。
ナンバープレートは
「UK」
つまり英国です。
で
このボンネット上の「マスコット」
ご存知でしょうか。
「B」の字を
「勝利の女神ニケ」と組み合わせた
知る人ぞ知る超高級車の
『ベントレー』です。
ロールスの「RR」のエンブレムと並んで
ベントレーの「B」のエンブレムは
最高クラスの代名詞。
日本では
ちょっと怖い人や
プロ野球のスター選手や
お笑い芸人さんなどが乗るイメージも
一部にあるようですが
「ベントレー」は
ロールスと並び
ロールスより大げさでは無い方が好みの
本物の「セレブ」御用達の車なんです。
所詮は車
されどベントレー。
それで
何がどう「途方も無い」のかというと。。。
ぎょええ〜〜〜!
何ちゅうカラーリング
いったい何が起こった!?
一応ベントレーは
2座の「コンチネンタルGT」が有名ですが
これは
もっとコンサバティヴな大人用の
4座。
しかも
このメーカーの最高級グレードだった
「ミュルザンヌ」の生産終了を受けて
最新のフラッグシップ・モデルである
「フライング・スパー」のようなんです。
大人御用達の
3000万円前後の車を
まるで
遊び用の3台目みたいなボディーにするなんて。
一体全体
こんなオーダーするって
どんな人間なんだ!?
アラブのお金持ちなら
本来のイメージを無視して
途方も無いカラーにするのは見かけますが
「金色」だったり
「つや消しブラック」だったり。
でもこれは
すんげーポップで
絶対に
アラブ人がオーナーでは無い。
現代美術の売れっ子か
ポップ・ミュージシャンのスターか??
何れにしても
普通じゃ無いことだけは確かです。
どえりゃあもん
見ちまったぜ。。。
しかし
あとで調べてみたら
メーカー自体のプロモーションでした。
創業101周年目を迎えたベントレー社が
次の100年で
完全にガソリン車を辞めるにあたって
5段階のプロセスで
社内の構造改革
「ダイバーシティー&インクルージョン計画」
の推進のための
イメージ戦略用デモンストレーション・カー
なんだって。
基本的に
多様性を表す9色を使って
古典的保守メーカーの未来への本気度と展望を
デザイン的にボディーペイントで表す
という難題を
リッチ・モリスというデザイナーが
手がけたんだそうです。
まあ
「ふーん」なんですけどね。
セレブの世界の出来事はようわからん
というお話でした。