今日もパリの街角で

数枚の写真とともに パリの日々刻々をご一緒に

今日のパリは絵画の世界

 

昨日今日のパリは

薄曇りで肌寒く小雨混じりかと思えば

時と方角によって

真っ青に晴れ上がって

真っ白い雲がニョキニョキと沸き上げっていたり。

 

並木は場所によって

まだ緑だったり

黄葉がすでに枯れかかっていたり

さらに場所によって

珍しい紅葉したプラタナスまであって。

 

ゼーヌの水面の反射を見ていると

全くもって

「バルビゾン派」と

「印象派」の世界そのものだ

と気付いた。

 

そこで

今日はいっそそれらの絵の世界を

パロってみようじゃないか

と思い立ったわけです。

 

アンヴァリッド広場の木々の中のアンヴァリッドの教会のドーム

バルビゾン近郊の森と教会の塔

になぞらえて。

 

アンヴァリッド広場でペタンクに興じるおじさま達

森の木々は広場の木立

農夫達の代わりに

ペタンクを楽しむ退職したおじさま達。

 

アンヴァリッド広場からアレクサンドル3世橋を望む

カンバスの縦の長さ全部を使っての高く茂った黒い樹と

底抜けに高い青空。

 

アレクサンドル3世橋を経てグランパレを望む

牛が耕した畑の新鮮な土の畝の代わりに

広場の芝生

その背後の高い空に白い大きな雲。

 

グラン・パレのドームの上に覆いかぶさる大きな白雲

ポントワーズの家並みの代わりに

パリの家並みが背負う空。

 

ロシア正教カテドラルの金の塔

バルビゾンの森の代わりにパリの並木

村の教会の代わりに

ロシア正教会の大聖堂。

 

ドーフィーヌ広場

アルジャントゥイユの広場の市場の代わりに

シテ島のドーフィーヌ広場のカフェのテラス。

 

ポントワーズの広場の代わりにサン=ジェルマン大通り横の辻公園

ポール・ル・マルリーのセーヌの中州の代わりにパリのシテ島とルーブル宮

トゥルヴィルの海岸とル・トゥーケにかかる橋の代わりにセーヌの歩道橋

ル・アーヴルの港の船の代わりにセーヌの住居船

エッフェル塔を対岸に望む岸辺に舫われた

住居船のデッキは

観葉植物が林のように置かれていた。

 

モネのポプラ並木の連作の代わりにブランリィ河岸通りの紅葉したマロニエ並木

第三世界美術の殿堂

『ケ・ブランリィ美術館』の前の河岸の通りの

マロニエが

フランスでは稀な紅葉になっていました。

 

オルセー美術館の前庭の六大陸の彫像

「オルセー美術館」には

こんな価値もない写真のパロディなど及びもつかない

素晴らしい「バルビジン派」自然主義絵画と

「印象派」の絵画が溢れています。

 

ちょうど

『エドヴァルド・ムンク特別展』が始まっていたので

先日観に行ってきました。

 

よかった。