今日もパリの街角で

数枚の写真とともに パリの日々刻々をご一緒に

今日の読書の秋

 

うちの近くの幹線道路には

50mおきくらいでベンチがあったりするのですが

あるベンチの横を通りかかったら

なにやら高齢のご婦人が

ベンチに置かれている本に魅入られていました。

 

なんとも不思議な光景で

通り過ぎてから

Uターンして

撮影させて頂くことに。

 

 

ね?

普通には見かけない光景ですよね。

 

なにしてるんだろう。

 

これらの本は

誰が

何の目的で置いてるのだろう?

 

 

どれも

結構硬い内容の書物のようなんです。

 

そして

反対側に目をやると。。

 

 

珍しく地上階が住居や店舗に使われていない建物に

低い位置に小さめの窓が開いています。

 

地上階をかさ上げして

微妙に半地下を作ったみたいな造りの建物の

その窓の下辺の出っ張りにも

本らしきものが見える。

 

 

ふう〜む

ますます不可思議千万なる光景。

 

最近

ショッピング・モールや

公園などに

余った本を持っている人が持ち寄って

誰でも借りて読める

フリー・ビブリオテックを設置するのが

トレンドなのですが。

 

まさか

通りの建物の

内側からは使われていない格子窓とはいえ

窓枠や

通りのベンチに

本を並べることはちと考えにくい。

 

でも

このおばあちゃま

とっても熱心に何冊もの本の

ページを捲って見入っているのです。

 

右手に買い物したビニール袋をぶら下げ

左手で

ページを繰って。

 

横にあるショッピングカートには

何冊かの本が

すでに入れられているようにも見えました。

 

 

実に

不思議かつ

味わい深い光景ではありませぬか。

 

本当に

誰が置いていったんだろ。