今日もパリの街角で

数枚の写真とともに パリの日々刻々をご一緒に

今日の空蝉の術

 

もはや

典型的なパリの秋で

晴れ渡っているかと思えば

通り雨がいきなりふってきて

慌てて雨宿り

を繰り返すここ数日のパリです。

 

気温は最高23度前後と

涼しい。

 

小さなお店に目が留まりました。

 

日本風に言えば

間口1間。

 

人ひとりやっと入れるくらいのドアと

その横に幅1mあるかないかのウインドー。

 

その中に

『ジョルジュ・ポンピドゥ文化センター』

の正面全景の写真。

 

 

それを前に

なにやら楽しそうな人々の群れを模した

フィギュアが並んでるんです。

 

「フラッシュ・モッブ(街中集団パフォーマンス)」

の再現かと思ったのですが。。

 

 

ディテールで見ると

そうでもなく

様々なジャンルの普通の人たちが並んでいます。

 

子供で2cm

大人で4〜5cm

一番大きいフィギュアでも7〜8cmあるかないか。

 

 

一番奥の女性にピントを持って行かれたましたが

楽しそうなサックスのおじさん。

 

 

報道カメラマンみたいな人が

「ダウンサイジング展/人生を大きく見てみよう」

という

ポンピドゥセンターでやったらしい展示会の

ポスターの横で

シャッター・チャンスを狙ってる。

 

 

そして

同じ男性が

大中小7サイズで

同じポーズで立ってた。

 

その展示の一段下には。。

 

 

「ドールハウス」

みたいなのが並んでる。

 

下の方だし

鉄柵があったりで写真が撮り辛かったけれど

なんとか頑張ってみた。

 

 

『ローリング・ストーンズ』の

ドラマー?

 

 

強制収容所のトイレと看守か...

何という生活感!

 

 

かと思えば

高級ブランド店の店内。

 

 

はたまた

特殊部隊のコンバット訓練風景を思わせる

ツー・セクションどころか

スリー・セクション(?)の髪型にキメたお兄さん。

 

 

レストランの肉部門の

「捌き方」と「焼き方」の

巨大な二人。

 

 

最後に

病院のエレベーターのドアの前に

巨大なドクターと向き合う

小さなスタッフがドクロを抱えてる。。。

 

何じゃこりゃあ!

 

 

面白さに

夢中で写真撮りまくってふと気がついたら

なにやら

メニュー表みたいなものがありまして

大きさの様々に違う

一人

二人

などの値段表。

 

そして

この店は

注文主の「3D写真」を撮影し

そこから型を起こしてフィギュアにしてくれる

お店でした。

 

ドールハウスみたいなのは

定番で決まっていて

その中に「自分」を置く

という遊び用の舞台らしい。

 

愉快な商売があるものだ

新たな発見

 

 

このお店の模型の前に

自分のミニチュアを置いてみた...

わけではありません

 

看板の「minimoi」は

「ちっちゃな自分」とでも訳すか。

 

その下に「君も複数化しよう」と。

 

今日のタイトルは

そこから。。