フランスで
「書籍・カメラ・オーディオとIT」の
大型量販店で昔から名高い
『FNAC』
というチェーン店があります。
家電とカメラ及びITだけなら
他にも
『Darty』とか『Boulannger』などありますが
「フナック」は書籍が重要なので
ポジションが独特なのです。
たまたま(お得意ですがw)立ち寄ったので
普段は行かない
「マンガ」のコーナーにも
ちょろっと行ってみて
びっくり大仰天。
先だって
欧米は本が左開きなので
日本の右開きのマンガ本を翻訳するときは
裏焼きして
左右逆になってしまう
と書きましたが。。。
なんと
今や
全部
右開きになってた!!
ということは
幼い頃から体得している
左に開いて
左上から
右下に読み進む
という行動原理が根底から覆されているわけです。
しかもマンガだと
コマ割りのテクニックで
二次元の平面上に
三次元的動きを感じさせてくれるわけで
それが
逆向きに読み進まなければならないわけですよ
彼らにとっては。
これはもはや
ガリレオの地動説か
コロンブスの新大陸到達か
と比較できるくらいの
価値観の大転換.....
というのはいくらなんでも大げさかもしれませんが
それに近い大変革なのです。
「Manga Nouveauté」
つまり
「新作コミック」
という棚です。
しかもしかも
「マンガ」と
日本語でも書いてある。
全部「右開き」だ。。
これは
「今週の売れ筋」
という例の棚です。
あるんですよ
こういうのが
こっちにも。
堂々の第1位は.....
『スパイ・ファミリー』
エンドー・タツヤ作。
って
知らないけど(苦笑
続いて第2位は
ホリコシ・コヘイ作
『僕のヒーローアカデミア』
第3位は
ゴトウゲ・コヨハル作
『鬼滅の刃』
あ
これ聞いたことある
確かアニメでこちらにも来てた様な。。
第4位は
モリ・コウジ作「ベルセルク」
だそうで。
第5位が
永遠の古典の名作(?)
トリヤマ・アキラとトヨタロウの「ドラゴンボール」
ね
右開きでしょ!?
西へ西へと進めば
そこにはジパングという国があって.....
売り場はジャンルごとに並んでいて
「新着」以外は
「青年マンガ」「少女マンガ」「少年マンガ」
でした。
それぞれ
縦に8段あるうちの
2段目だけ表紙が見える様に並べてあった。
最後の写真の最上段は
「farly Tail」という
「日本昔話」みたいなシリーズで
マシマ・ヒロという人の作品で
世界中で累積7500万冊売れた
大ヒットなのだそうです。
知らなかった。。
大ヒットといえば
泣く子も黙る(?)『ナルト』も
忘れてはなりませぬ。
個人的には読んだことないけど。。
そして「ワンピース」も
タワー売り。
ドラボとナルトとワンピは
三大ミリオンセラー。
これら
初期は左開きだったはずなんだけどなあ。。
今は昔のお話です。
とはいえ
狭い一角に。。
左開きのマンガがあった!
なんか
日本製のけばけばしい喧騒を感じない
不思議な画風。
表紙の隅に「K BOOK」とあったので
韓国製らしいです。
それでも
地球は回っている。