今日もパリの街角で

数枚の写真とともに パリの日々刻々をご一緒に

今日の残骸

 

不思議なものが落ちていた。

 

というか

捨ててあった

が正しいのだろうけれど。

 

一瞬ヴァイオリンかと思って

でもそれにしてはやや大きいから

ヴィオラかなと思って

改めて

形が違うことに気づいたのです。

 

「f字孔」じゃなくて

サウンドホールだし。

 

 

一体

何があった!?

 

と言いたくなる様な不思議な光景です。

 

 

どう見ても内側なので

表側を見ようと思って軽く蹴っ飛ばしてみたけれど

感触がすごく軽く

とても薄っぺらい様でした。

 

 

軽すぎて

大気圧に負けるのか

蹴飛ばしても裏返らない。

 

苦戦苦闘(笑)の結果

やっと引っ繰り返せたら

ギターだった。

 

だから

ホールでわかってたんだけど。

 

そんなわけで

ギターであることは

ほぼ分かってはいたものの

なんか小さいんです。

 

レキント・ギターかなあ。。

 

 

周囲に散乱する

部材もペラペラで

ギターってこんなに「薄造り」なだったのか

なぜか感動してしまったのですが。

 

 

しっかりと

「Made in Spain」

の文字を印刷したラベルが

裏側の内側に

残っております。

 

ギターといえばスペイン

だよねえ

やっぱり。

 

それにしても

一体何が起こったのだろう。

 

普通

ここまでたたき壊したり

しないですよね

ギターを。

 

ましてや

「壊れた」わけではないでしょうよ

この状態だもの。

 

考えた挙句

(こんなことで悩む私って暇人もいいところw)

うっかりヒビでも入れてしまったとか

なんらかの理由で捨てることになって

誰かに持ち去られるのが嫌だから

バラバラにした

というあたりが真相なのではあるまいか。

 

まさか

この場所で

この楽器で誰かを殴り倒したわけでもあるまい。

 

でも

ネックがないのは

なぜなんだろう。

 

それに

やっぱり小さく感じるが

ヴァイオリンみたいに

ギターにも3/4などあるんだろうか?

 

これで

また

悩むことになるw

 

残骸は黙したまま

何も語ってくれない。。。