今日もパリの街角で

数枚の写真とともに パリの日々刻々をご一緒に

今日の救援隊

 

シャンゼリゼを歩いていたら

遠くに何やら

ギラギラライトを点滅させてる

巨大なものが見えて

ちょっと「戦隊モノ」みたいな面白げな感じに

見えたので

近づいてみました。

 

 

そうしたら

普段お目にかかれないほど大型の牽引車

だったのです。

 

頭の位置に10個ほどの黄色いライトと

鼻面の位置に2個の白いライトを

忙しげに点滅さている様が

凄みを与えていたんですが

撮してみると

シャッターの瞬間光ってるランプしか当然映らないので

何か平凡に見える(笑

 

ただ

後ろに牽引されているのが

超大型バスだった。

 

普通につないで引っ張るのではなく

デカバスなのに

しっかり前輪を浮かせて牽引する本格派。

 

打ち合わせが済んだらしく

二人のおじさんがバスから牽引車に近づいてきた。

 

牽引車の運転手さんが乗り込もうとしていて

補助席側の扉から覗いているのが

バスの運転手さんの様です。

 

 

後部から見ると

バスの巨大さがよくわかる。

 

ドイツ・ナンバーです。

 

これは14mタイプに違いない。

 

昔の「大型観光バス」は

12mだったのですが

何しろドイツ人は満員のバスで欧州大陸を席巻する

バス旅人なので

そのうち13mができ

今や14m。

 

彼らは

そろそろ15mなんてのを作るんじゃなかろうか。。

 

こんな「長いバス」は

道幅の狭い旧市街も多いフランスは

通れない曲がれない可能性が有るので

最初は通行を拒否していたらしいのですが

何しろ「EU」で

あれこれ共通にしなければならず

入国を認めた様です。

 

 

通りの反対側から見てみると

牽引車もでかいし

バスも長いのがよくわかります。

 

そしてついに

そろりそろりと

動き出しました。

 

この角度でやっとわかったことは。。

 

 

左前輪がない!

 

普通は予備のホイールは持ってるはずなので

単にパンクとかではなく

どこかにぶつけるか

曲がり損なって

固いものとこすってねじり取れたかの衝撃で

ハンドルの装置が歪んだんだとおもます。

 

二階の窓にバッグが見えたので

お客はきっと

大きな荷物は残したまま

何らかの手段ですでに移動したのだろう。

 

明日までに修理できれば良いんですが

そうでなければ

同じコンディションの代替えバスを

ドイツから回送しなきゃならないだろうし

添乗員さんだかガイドさんだか

ツアーの責任者としては

胃が痛む状況ですね

きっと。