今日もパリの街角で

数枚の写真とともに パリの日々刻々をご一緒に

今日の「ムフフ うひょうひょ」

 

どうです

この存在感!

 

「しとしとぴっちゃん しとぴっちゃん」

の登場です。

 

A4版ほどの大きさで

厚みがなんと5cmはありそうな

ハードカバー。

 

ペーパーバックではありませんよ。

 

こんな物凄いブツが

散歩コースの本屋さんのウインドーに

置かれていました。

 

そりゃあ

びっくりしますよね。

 

普通なら

通り過ぎるだけなのに

何か「魔が差した」か

ウインドーを覗いてみたら。

 

ひえええ、というか

やっぱり、というか

むひょお、というか。。

 

『子連れ狼』

「原作=小池一夫」

「作画=小島剛夕」

「第1巻」(!)

 

ということは

これ

シリーズで何冊か出ているわけですよね。

 

日本のコミックは

フランスの本屋さんならどの店でも

ワン・コーナー設けられていて

珍しいものではありませんが

今はやりの

目が紫の宇宙人みたいな登場人物のものではなく

「子連れ狼」

ですからねえ

渋い。。。。

 

 

店構えは

実にありふれた

フランスではどこにでもある個人書店です。

 

入り口には

絵葉書と

グリーティング・カードの棚がある

お約束のパターン。

 

 

ちなみに

「拝一刀」と「大五郎」を取り巻くのは

フランスで「大銘醸酒格付け制度」が初めて制定された

1855年の

「銘醸酒ウィナリー巡りガイド」の復刻本と

ルイ・ヴュイトン・ファンデーションで

昨年春から今年初めまで続いた

ロシアの名高い「モロゾフ・コレクション」展の

公式カタログと

畑作りとガーデニングのエッセイ

「土と生きる」

など

一貫性はないが極めて個性的な数々。

 

しかし

日本の本は右開きで

ページの右上から左下へ

右ページから左メージへ

読んでいきますが

欧州言語の書籍は

左開きで

左上から右下へと

逆になります。

 

したがって漫画の場合

原盤を裏焼きにして吹き出しにセリフを入れます。

 

そうしないと

コマ割りが逆になるので

読者がストーリを順番に追えないのです。

 

結果

左右逆になるので

刀も右腰に差しているようになるw

 

そうならないためには

全部のページを書き換える必要があるのです。

 

この「子連れ狼」はどうなってるのか

興味津々。

 

ウインド−には他にも。。

 

 

15世紀フランドルの巨匠「ファン・アイク」画集や

「ポール・マッカートニー電気写真集」や

「ボードレール」に「プルースト」の評伝

「ヨーロッパの装飾美術」

 

 

「カフカ」が2冊

「シャガール」の絵による

「ド・ラ・フォンテーヌの寓話」が2冊

中東のミニアチュール(細密画)の本

など

多岐に富んでいます。

 

個性的な本屋さんです。

 

そうでないと

大手全国チェーンと共存できない面もある。。

 

いや

今日も「オモロイもん」みっけたわい。