今日もパリの街角で

数枚の写真とともに パリの日々刻々をご一緒に

今日のパリは母の日

 

先日少し触れた通り

フランスの「母の日」は5月の最終日曜日

つまり今日なのです。

 

古代ギリシアの豊穣の女神を讃える祭りが

古代ローマにも継承され

長らくの中断後にキリスト教ヨーロッパで

11世紀に再び豊穣と母を讃える祭祀が始まり

あれこれあって

5月最後の日曜に落ち着いたのでした。

 

ちなみに5月9日に

19世紀アメリカで女子高生が

「母を亡くして悲しくて

 生前から母親に感謝しておきたかった」

と言いだした日付だそうで

その前後の日曜日が

米英の「母の日」となったそうです。

 

近くのお花屋さんで

「5月29日日曜日も営業 母の日」

という立て看板が出ていました。

 

午後の最高気温が16度しかなく

日差しも弱くて

近所は人気のない寂しい風景だったので

シャンゼリゼまで遠出してみることにしました。

 

 

道中も人出がほとんど無かったのに

シャンゼリゼに着くと

やはりここだけはたくさんの人で溢れていて

凱旋門の上にも多くの人が鈴なり。

 

 

望遠で撮ったので遠近感がなく

ぎっしりと密集して見えますが

歩道の上の人並みはこんな感じ。

 

 

久しぶりに機動隊のパトロールも

見かけました。

 

テロ騒ぎ以来数年間は

ライフル片手の兵士と行動服の機動隊員と

二人ずつ4人一組で巡回している光景は

町中至る所で普通に見かけていましたが

なんか久しぶりに見て新鮮な感じがしました。

 

 

そうこうするうち

「華々しい」装飾に遭遇w。

 

『ゲラン』の「Bee なんとか」という製品の

プロモションのデコレーションみたいですが

なんか

母の日を狙ってぶつけてきた感が...

 

 

通りかかる人々が

それぞれスマホやカメラを構えていたのが

いかにも「フランス文化の代表」の一つだと

感心。

 

 

うちの近所まで戻ってきたら

別の花屋さん二軒の前にもそれぞれ

「母の日特別商品」という

立て看が出てた。

 

 

両方とも

目立たないところが

商業主義的でなくてそれっぽかったです。

 

世の中には

団子より花女子と

花より団子女子とが

いるらしいですけどね。。。