今日もパリの街角で

数枚の写真とともに パリの日々刻々をご一緒に

今日の唐変木

 

しょっちゅう話題にしている

『トロカデロ』の庭園で

新緑一色の環境の中でまったく異質の

ピンク色を見かけてびっくり。

 

近寄って

「これが噂のトウヘンボク」だと

再度びっくり。

 

初めて見た。

 

この場所は数え切れないほど訪れているのに

今まで気づかなかった。

 

 

気づかなかったのも当然かも。

 

まだ植林して2年ほどしか経っていない

若木でした。

 

しかもこの木

『チャンチン』という中国名のセンダン科の木で

香椿と書くらしいのですが

日本では

『トウヘンボク』と別名で呼ばれることが多い...

はず。

 

 

晩春から初夏にかけて

新芽が葉っぱになりかけるときだけ

赤くなるそうで

実物を見たのは今回が初めてでした。

 

つまり「この時期」だけの

恩典に浴せたわけです。

 

 

筆者は

自分で言うのもおこがましいのですが

極めて偏屈だと思っています。

 

他人と同じことをやるのが嫌で

子供の頃から

変わった子だった...

はず。

 

まあ

言ってみれば「唐変木」な人間なのですが

その私が

パリまで来て

「トウヘンボク」という中国原産の木の

赤いお姿に遭遇するなんざ

変わり者ならではの

神様からの贈り物.....

な訳ないか(笑

 

だんだん色が薄くなって

緑の葉っぱに変わって行くはずなので

この「ピンクの木」はもうすぐ見られなくなります。

 

よかったよかった。

 

今日の駄犬は唐変木に当たりました。