今日もパリの街角で

数枚の写真とともに パリの日々刻々をご一緒に

今日の鰯の頭

 

いつ頃からだっただろうか

ノートルダム大聖堂の後ろの『大司教区橋』の

欄干に錠前をつけるカップルが現れて社会現象化し

世界中に広がっていったのは。。。

 

なにやら有名な場所にカップルで訪れて

錠を下ろして鍵を捨てると

二人は二度と離れることは無い....

なんて事をやる奴ほど

すぐに別れるに違い無いさ

などと負け惜しみを言う輩も結構いましたよ(笑

 

ノートルダムの橋は

あまりにも鈴成りで

橋の重さより錠前の方が重いんじゃなかろうか

と言う事で

最初はためらっていた当局(どこだろ?)も

数年前についに撤去し

錠をつけられないような欄干に変えてしまった。

 

その後は

しばらく沈静化し

また最近パリの他の橋に飛び火していたのですが。。

 

 

つい先日も話題にした『アレクサンドル3世橋』を通って

びっくりした。

 

 

橋のたもとのブロンズの彫刻群をふと見たら

貝殻を耳に当てている少女の手に

錠前がキラリと!

 

ええええ?

 

 

そして左手にも。。

 

 

そこまでするか!?

...ですよねえ全く。

 

ところが

更にもっと上がいた

らしい。

 

 

欄干のランプの柱の足元の

少年の足元に。。

 

 

カニが一杯居るんですが

(そんな詳細な部分なんて見たこともなかった私です)

なんと

四つも錠前がつけられているではありませんか。

 

もはやどこでも良いのだろうかしら?

 

なんか

凄いと言うか

呆れるというか...

そこまでしたのなら

本当に

「健やかな時も病める時も」

「富める時も貧しい時も」

「死が二人を分かつまで」

決して別れるなよ!

 

おせっかいながら

言いたくなってしまうのでありました。

 

 

この橋は

結婚記念写真を撮りに来るメッカで

撮影後に

きっと装着したんだろうと

今更ながらこの橋の存在の大きさに

刮目したりしなかったり。