ベビーバギーを押すお父さんが立ち止まり
何かやり始めました。
赤ちゃんに風が当たらないように
布をかぶせようとしている模様。
その後彼は私を追い越すと
すぐ先の小学校に入っていった。
そう
大統領選の決選投票日の投票所なのです。
玄関のある建物をくぐり抜け
中庭（校庭）のさらに奥の建物に
向かうらしい。
投票を終えた人が一人
出てこようとしています。
数分先にあるリセも投票所。
ここは
玄関の建物の中がそのまま投票所らしく
警備員がおりました。
入って右が受付のようです。
そのテーブルに
手の消毒ジェルのボトルが見えるのが
時節柄。
そこで選挙人カードと身分証を提示して封筒を受け取り
奥に見えるカーテンで仕切られたブースに入って
投票したい候補者の名前の紙をその封筒に入れ
受付ではない方のテーブルで
立会人の前で投票用紙を入れた封筒を投票箱に入れる。
事前に選管から
候補者のパンフレットと投票する記名カードが
自宅に送られてきます。
第一回目の投票には１２人分が送られてきた。
名前を印刷したカードは投票所の受付にもあるので
これを持っていかなくても投票できます。
パンフレットはペラペラの薄い紙ですが
A３サイズの二つ折り。
投票所前の掲示板に
区のすべての通り（住所）名が書かれたリストがあり
しかも同じ通りでも
何番地から何番地までとかに分かれて
自分の投票所がどこであるかを
下の表で確認します。
１６区は８８箇所。
さて２０時の投票締め切りと同時に
テレビの全チャンネルでは勝敗予想が速報されます。
以下テレビ画面の撮影写真です。
２０時の２分４２秒前の画面で
棄権率２８,２０％
つまり投票率が７１,８０％ということ。
１秒前の画面。
そして２０時と同時に...
「エマニュエル・マクロン当選確実」
次の画面に変わる直前で
下の紫の円の中の得票率の部分が切れた。。
１秒後には二人の姿が。
直ちに
両候補の選挙後の報告集会現場の映像。
左のマクロンはエッフェル塔対岸で行われ
支持者達が集まっており
巨大画面に
数秒前の画面が映っている。
ニュース画面は
支持者へのインタヴューや
お祭り騒ぎの現地の様子で
画面がめまぐるしく切り替わる。
ル=ペン候補の「打ち上げ会場」で
レポーターが支持者に敗戦の感想を問うが
「すごい格好の支持者」を選んでるのに
何か作為を感じて笑ってしまった。
結果は予想されていたものの両者の差は予想以上に小さく
ル=ペン派の支持拡大は今後も続きそうな気配です。
エクストレミストの台頭は
世界時同時多発テロみたいなもので
日本も他人事ではありません。。。
