今日もパリの街角で

数枚の写真とともに パリの日々刻々をご一緒に

今日の青果店はアーティスト

 

フランスの八百屋さんは

商品を

とにかく「カッコよく」並べる傾向があります。

 

ほとんどの八百屋は

この写真のように

みかんやリンゴなどの球体のフルーツを

綺麗なピラミッド型に積み上げるのはごく普通。

 

毎朝

開店準備に

コツコツとみかんのピタミッドを

いくつも作り上げて行く根気は

古代のエジプト人もかなわない(笑

と思えるほど。

 

野菜や果物は

スーパーですらパックされていたいコーナーが必ずあって

皆一生懸命「選びに選んで」自分で必要なだけ取って

計量してもらいます。

 

その点

見事に幾何学の模型のように美しく積み上げてあれば

あまりあれこれ選べない

選びにくいので

お店側にとっては商品が痛みにくく

帰って良い結果になるのかもしれませんが。

 

今日ご紹介する八百屋さんは

そんじょそこいらの店とは比較できないほどの

突き抜けぶりなのです。

 

 

どうです

この「リンゴ」のプレゼンテーション?

 

上段のカゴの中の「キウイ」が平凡に見えて

価値が低そうで仕方がないw

 

 

それに

「ホワイト・アスパラガス」の並べ方ときたら。。

 

 

「静と動」

「作為と無作為」の二本立て!

 

しかしガラスの鉢にぶっこんだだけに見える

「無作為」に見える方も

絶対に考え抜いてぶっこんであるに違いないのです。

 

 

「グリーンアスパラ」の方も

作為的無作為の痕跡がありあり。

 

 

「ぶどう」は

なぜか

剥がした「コルク樫」のトレーに飾られております。

 

 

「さくらんぼ」がたった一舟だけですが

既に出ておりました。

 

 

交通量の多い大通りから一本横に入る小道で

昔は建物内の「公益市場」もあった(今は廃止されてしまった)

昔から食料品店が数十件集まっているところ。

 

この八百屋の数件先にも別の八百屋があって

なんだか競っているようでした。

 

 

欧州の「胡瓜」は

どちらかというと「瓜」に近い。

 

 

「トマト」は混成部隊でお披露目です。

 

 

 

今頃「編み笠茸」もあるが

どこの生まれなんだろう。。。

 

とにかく

欧州の八百屋さんは

見ていて飽きることはありません。