1月14日金曜日の今日の午後
サン・ルイ島やらシテ島やらの辺りまで
足を伸ばしてみました。
2年余り費やされた
修復工事のための調査と準備期間がやっと終わって
復興工事が始まっている『ノートル・ダム大聖堂』の
前の広場に
12〜3人の若者のグループが
熱心にガイドさんの説明に聞き入ってました。
強い夕陽の日差しのせいか
不思議な色合いの空の下に見る正面が懐かしい。
かつてはこの場所には
一日中絶えることなく
どんな時間帯でも常に10も20ものグループが
ガイドさんに率いられて集まっていたものでしたが
団体観光などここ2年ほど存在しなくなっており
今日1組だけですが
グループを見てなんだか少しだけホッとしたのでした。
二つの島の周りの遊歩道が
ここのところの連日の雨で水位が上がって
これも実はパリの風物詩なのですが
一部が水没しており
渡りの白鳥が二羽羽を休めておりました。
後ろ側から見ると未だに屋根の無い無残な姿を晒していて
24年のオリンピックに間に合わせるという
マクロン大統領の意向は
実現するんだろうかと
心配になってしまいます。
工事現場の囲いの前で
演奏しているグループもいました。
無傷の正面は
夕陽を浴びて美しく輝いています。
クラリネットと
ベースと
バンジョーという
変わった編成のトリオの演奏でした。
以前は
弦楽五重奏団の若い5人組も
時々いたのですが。
内部の
身廊と翼廊との交差部にある主祭壇の左右にあった
主柱の一本の前に飾られていた
無傷で回収された「聖母子像」が
正面の広場に建てられていて
その
聖母の頭上に。。。
都鳥が一羽
留まっておりました。
コロナの収束と
大聖堂の修復と
どちらが先になんだろう。。。。。