今日もパリの街角で

数枚の写真とともに パリの日々刻々をご一緒に

今日の驚きのクレッシュ

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今日は

とっても素敵な「クレッシュ」を見つけてしまいました。

 

「サント・ジャンヌ・ド・シャンタル教会」

(シャンタルの聖ジャンヌ教会)

という

パリの西のはずれの

戦前に定礎し

途中の対戦を挟んで30年程かかって

建立された教会です。

 

まず最初に驚いたのは

正面の扉口を入ってすぐ

身廊の信徒席に入るところになんと

「東方三軒人」

が居るではありませんか。

 

でも

「クレッシュ」本体としては

それだけでは全く成り立ちません。

 

おそるおそる

中央の通路を進んで行くと。

 

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中央祭壇までの途中に

縦の通路と横切る通路があって

そこの角に

「第一村人発見」

 

なんと羊飼いの二人がいるではありませんか。

 

そしてさらに奥の中央祭壇を挟んで左右に

なにやら。。

 

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左手に

牛と驢馬とが嬰児(みどりご)の入るはずの褥を挟んで

待っています。

 

木の柱と梁の家畜小屋ですが

窓にはステンドグラスが。

 

祭壇の右手に行ってみると。。

 

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やっと

ヨセフとマリアがおりました。

 

建物の戸口に跪いて

敬虔な雰囲気で祈りを捧げながら

時が来るのを待っています。

 

これは...

 

きっと24日直前に

「東方三軒人」以外の部分を

一箇所に集めて

シーンを再現するのではなかろうか。

 

こんなの

初めて見ました。

 

きっと年が明けて

1月5日の直前に

三軒人もそこに加わるのでしょう。

 

いやあ

「劇場型クレッシュ」です。

 

これを考えたの

誰なんだろう。

 

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毎日

何かを発見できるなんて

面白すぎる。

 

これまで

これほど丁寧に見て回ることなどなかったのですが

これからは

毎年「クレッシュめぐり」は欠かせなくなりそう。